
塩崎みのる:
新潟でコメ農家をしております、塩崎みのるです。私が救いたいのは循環です。作り手と買ってくださる皆さん、双方が良いと思えるような仕組み、政策、そういったものを国が今、しっかりとつくっていかなければいけないと感じておりました。しかし、一農家の私に何ができるかと悩んでいたところに、れいわ新選組さんからお声掛けいただき、この話を断ったら一生後悔するだろう、そう思い、立候補させていただいております。具体的には農家さんには所得の補償、そして価格の保障、そういったことを海外並みに手厚い保障をしっかりして、消費者の皆さんには定期的な10万円の現金給付、そして消費税の廃止、ガソリン税の廃止等、そういったことでしっかりと経済を回していける、循環を進める、循環の輪をつくって、それを太くしていけるような政策、それが今、必要ではないかと感じております。私は誰かを知りたいと思うときにお金の稼ぎ方と、あとお金の使い方を見ればその方がよくわかるのではないかなと思っています。今、日本という国を人に例えた場合、お金の集め方、そして使い方どうなんだろう、そういう風に思っております。優しくないと思っています。僕が好きな日本、日本という人には、一番優しい人であってほしいと思っております。一番偉い人には一番優しい、そういった国にしていきたい、それを見たいと思ってます。そのためにはやはり皆さん、皆さんが主役だと思っています。政治家の方たちはそのお手伝いができます。しかし本当の主役は皆さんだと思ってます。ぜひ選挙の場に足を運んでいただいて、お知り合いの方でちょっと興味ないなとか、もう諦めてるっていうような方にもぜひお声掛けいただいて、選挙で変えることができる仕組みになっております。日本はそうなってるんで、変えないのはもったいないと思ってます。優しい国になるように、私も精一杯頑張って参ります。どうぞ応援よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

山本太郎:
れいわ新選組代表の山本太郎と申します。れいわ新選組と言われてもご存じない方いらっしゃるかもしれません。簡単に。2019年、山本太郎1人で旗揚げしたのがれいわ新選組。バックに宗教なし、バックに大企業なし、さまざまな団体は後ろにはいません。この国の未来を憂う人たち、不安に思う人たちが、1人から2人、3人と横に拡げてくださって、6年経った今、14人の国会議員になりました。700人いる国会議員の中で14人ですから、非常に小さなグループであるんですけれど、山椒のように小粒でもピリリ。ピリリどころか、もう火傷するほどの熱さで国会の中で活動させていただいております。どうか皆さんには、この選挙、全国どこからでも比例は「れいわ」、比例は「れいわ」とお書きください。どうぞよろしくお願いいたします。

改めまして、こんばんは。れいわ新選組代表山本太郎と申します。新潟は景気が良いんですかね。どうですか?(笑)全力で「良くない、良くない」っつってる人いますけど。今日は長野にも行って、群馬にも行ったんです。で、この前には長岡で急に途中下車して、一言しゃべったんですよ。皆さん、誰に聞いても景気悪いって言うんですね。全国的に景気悪くて、厚生労働省曰く6割、6割の国民が生活苦しいらしいです。それどころか、2024年、中小零細企業バタバタ潰れてます。その数、1万件超える。過去最高に倒産をしました、そういった業種少なくとも28あるそうです。6割の国民が苦しくて、1万以上の中小零細がバタバタ潰れてる。そんな状況の中で何をすべきですか? 世界見てみてください。景気が悪くなってますっていうときに必ずやることがあるんですよ。それ何ですか? 消費税の減税なんですよ。すぐやります。どうしてすぐやるんですか? それぞれの国の経済を支えているものは、その国に生きる人たちが使うお金なんです。いわゆる個人消費。日本も同じく。この国のGDPを見てみれば54. 3%が個人消費。つまりはあなたが使うお金でこの国の経済が浮かぶも沈むも決まるんですよ。あなたの消費。何か物を買ってくれれば回りまわってそのお金は誰かの所得に変わっていく。消費が落ち込む。景気悪ければ消費が落ち込む。そうすれば所得も落ち込むんです。消費が落ち込めば事業者の収入も減る。事業者が収入を減らせば、従業員の給料を下げたり首を切ったりしなきゃいけない。下手をしたら潰れてしまう。だから、「国が景気悪くなりそうだな」「景気が悪くなるぞ」、そんなときにはどの国も消費税下げるんですよ。一方で日本どうですか? 景気が悪いときに消費税上げてる国なんです。そんな国って世界に存在するの? あるわけない。だって景気が悪いときに消費税上げちゃったら消費が落ちちゃう。所得も落ちちゃう。売上も落ちちゃう。より社会が不安定化しちゃうから、世界中では速効消費税、これ減税するんです。例えばイギリス7日で減税した。例えばマレーシア16日で減税。アイルランド23日で減税。ドイツ28日で減税。そういうことを総理大臣や野党第一党党首に言うでしょ? 何て言うと思います? 「法律を変えるのに時間がかかります」って言うんです。本当ですか? それ。フランスは法改正をやってから減税しました。それにかかった期間はたった78日ですよ。ドイツは法律改正をして減税をしました。法律改正にかかった時間は13日。どの国も即効で消費税減税なんです。当たり前じゃないですか。誰かの消費が誰かの所得になる。この循環を弱らせたら国が弱る。これは国防から考えても安全保障から考えても、まず減税。当たり前なんです。どうして日本それやらない?
150日間開かれてた先の国会。6割の国民が生活苦しく、そして中小企業バタバタ潰れてる。これを受けて自民党は何やるっつった? 「2万円配ります」。それで足りるはずないでしょう? 野党第一党、何て言った? 「えー、食品だけ1年のみ消費税減税します。月々の負担軽減額は5300円」。寝言は寝てから言え。そう思いませんか? 皆さん。今、必要なことは、ただちに減税。それも日本は物価高だけで苦しんでるわけじゃありません。日本は世界で唯一、先進国でただ1つ、30年の経済不況です。30年、経済不況が続く中でコロナが来た。そこから立ち直る前に物価高にもなっている。つまりは三重苦。この三重苦から国民を救い、中小企業が倒れないように支援をしていくっていうのが、これ安全保障。絶対必要な部分ですよね。けれどもそんなことは全く話されずに、物価高だけに問題を矮小化してる。おかしいんじゃないか、この国の政治。おかしいんじゃないか、この国のマスコミ。今やるべきは「消費税の廃止」。やらせてください、れいわ新選組に。比例は全国どこからでも「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いいたします。
「いやいや、いやいやいや何を言ってるんですか? 山本さん。消費税をなくしちゃったら社会保障が破綻してしまいますよ」。そういう方いらっしゃいます。そらそうです。テレビ・新聞を見てみれば、そういうことしか言われないから。社会保障の重要な財源、消費税、これを減税するなんてありえません、みたいな空気つくられちゃってますよ。でもそれ、本当なんですか? この30年、消費税取られてきましたよね、私たち、この国に生きる者、皆。じゃ、この30年の間にこの社会保障は充実したでしょうか? してません。逆。悪くしかなってない。そりゃそうですよ。皆さんから搾り取った消費税、その一部しか社会保障に回してないんだから。じゃあ何に使われてんの? 答えは簡単です。消費税が上がるたびに下がり続けたのが大企業などが支払う法人税。これが30年続いたんですよ。30年振り返ってみてわかったことは何か? 消費税収のうち約61%が大企業減税の穴埋めに使われていたと言える。あなたが払っている消費税、あなたの元に戻ってくるのはほんの一部。それ以外はあなたの元には戻ってこない。これって払う意味ありますか? これで得しているのはほんのひと握り。今や大企業は過去最高益、何年も続けて叩き出してる。この12年間、大企業が溜め込んだキャッシュなどを見てみると139兆円ですよ。ずいぶん得されましたね。自分たちの税負担を国民に押し付けて。だったら次に光を当てるべきは誰ですか? この国に生きている人々じゃないんですか? 中小企業じゃないんですか? この消費税廃止、あなたの財布に優しいだけじゃない。消費税廃止とは年間で30万円、平均的な世帯、使えるお金が増える。30万円増えるんだったらあなたは何に使われますか? 想像してみてください。30万円、何に使う? 今でさえ足りてないものばかり。買いたいものがあっても諦めること多数。少しでも欲しかった物を買ったり、生活に必要な物を買いませんか? そうなれば、あなたの買ってくれたお金は回り回って誰かの所得に。「すべて貯金します。1円も使いません」。そんな人、珍しいくらいですよ。ただでさえ足りてないんだから。人によってはそんなに困ってないけど、30万円プラスで使えるんだったら、「旅行にでも行こうかな」「温泉でも行こうか」。そんなことになったら国内にお金が回る。誰かの消費は誰かの所得に。まさにこの30年の間、失われた30年の間に失われた消費と投資、あわせて需要を徹底的に喚起していく。これを今から始めないと、失われた30年は40年になってしまうっていう話なんですね。みんなでやりませんか? 消費税廃止。今、これをやることによって、あなただけじゃなく、中小企業も救われる。中小企業、一番消費税の負担苦しいんですよ。赤字でも払わなきゃならない。法人税だったら赤字になりゃあ払わなくてもいいけど、この消費税はそういうわけいかない。だから借り入れしてでも払ってる。首が締まってる。いつ倒れてもおかしくない。そんなとこいっぱいあるはずですよ。でもそのまま何もせずに倒してしまったらどうなりますか? たった1つの事業者、たった1つの企業が、あなたのまちで倒れたときには、それまで長年にわたってその事業者や企業が回してきたその周辺へのお金は途絶えてしまう。その事業者、その企業が雇ってきた従業員。彼らはお金をもらって、そしてそれぞれの地域でさまざまなものを消費し、誰かの所得に回していく。そういう経済的主体だったわけですよ。1つの事業者、1つの企業が倒れるだけでその地域にどれだけの影響を及ぼす? それがもっと増えてったらどうなる? 想像してみてくださいよ。今、やるべきことは何か? 失われた30年を終わらせるためにも徹底した消費の喚起。そして投資の喚起。それを始めていく第一歩として、この国のカンフル剤、まずは消費税廃止。皆さん、力を合わせて一緒にやりませんか? その先頭にれいわ新選組を立たせてください。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。全国どこの投票所からでも「れいわ」とお書きいただけます。

「なるほど山本さん。あなたの言ってることは大体わかりました。けれどもあなたたち、ずいぶん小さなグループですよね。その小さなグループでどうやって消費税廃止するっていうんですか?」。そう言われる方はたまにいらっしゃる。国会の中ちゃんと見てください。2019年、山本太郎1人で旗揚げをしたれいわ新選組。当時、私はチラシをつくりました。そのチラシ、国会の中に持ち込んだ。自民党から各党に対して、6年間、参議院やってる間に付き合いがある人たちにご意見くださいっつって渡してったんですよね。ご意見いただきました。その多くの方々がおっしゃったこと。「大丈夫? これ」「山本太郎さん大丈夫ですか? こんなの。消費税減税、廃止とか、自動的に30年、国民が取られているものを、今さら減税してもらえるなんて国民思ってませんよ」「廃止? そんな夢物語についてくる人いますか?」「これで山本太郎終わったんじゃないか?」。そう言われたんです。でもそこからの6年間、何を言われようが、この国を再生するためには、失われた30年、40年にしないためには、徹底した消費の喚起、一人ひとりの国民に購買力を高めていってもらう。誰かの消費は、誰かの所得。この循環を大きくしていくってことをやらなきゃいけないんだ。必要なことは消費税の廃止。何を言われようが曲げず、曲がらず、言い続けた。国会の中、国会の外、力を合わせて揺らし続けた。結果出ましたよ。この選挙で各党の公約、マニフェスト、見ていただけましたか? どの党も自民党以外は消費税減税に舵切ってますよ。変わってってるじゃないですか。風穴開いてるじゃないですか。穴はでかくなってるじゃないですか。他党の政策にも影響を及ぼすことができる。風が吹くまで待つ? そんな話じゃない。風は自ら吹かしていくもの。そうやって揺らし続けることで変わっていくんですよ。ここまで来た。そして新聞の調査などをご覧いただくとよくわかる。消費税減税、消費税廃止などを望まれる方々、全体の7割を超えている。これを考えればあと少しなんですよ。私たちに力を与えてほしい。もうひと押し、もうふた押し、皆さんの力で消費税廃止、これ実現させてほしいんです。その先頭に山本太郎、そしてれいわ新選組を立ててください。どうかお力貸してください。比例はれいわ、比例はれいわ。どうか皆さんのお力を、比例はれいわで集めてください。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
一気にしゃべったったわ。本当にもう、おしゃべりおじさん、新潟にお邪魔してますよ、本当に。失礼いたします。お邪魔いたします。1個言い忘れた。何を言い忘れたか。消費税やめたらどうなりますか?って言いましたよね。平均的な世帯で、30万円使えるお金が増える。月に直して2万5000円。あなたの財布にも優しいね、そういう話をしました。そしてもう1つは中小零細企業にとって負担が非常に重い。そういった消費税をやめることで、この国の屋台骨、中小零細、地域企業をもう一度生き返ってもらう。そしてもう1つ言い忘れたことが、これです。消費税をやめることによって将来的にあなたの賃金上がっていきます。試算されました。誰が試算したか? 参議院です。参議院の調査室が計量シミュレーションで答えを出してくれた。消費税をやめた7年後、1人当たり賃金は36万円程度上がることが数字として表れているんです。月に直したら3万円いかないくらいだけれど、7年後にはそれくらいの1人当たり賃金の上昇が見られるってことになりました。驚くことじゃない。皆さんに対して消費に対するブレーキ、消費に対するペナルティ、罰金をかけてきたものを解除します。ブレーキを解除することによって、皆さんが使えるお金が増える。それによって誰かの消費が誰かの所得に変わっていく循環が、7年でさらに大きくなって、7年後には1人当たり賃金、36万円近く上がる。月に直して3万円近く上がるっていうのが参議院調査室の答えなんですよ。やったほうがいいよ、これ。3万円近く賃金上がんの迷惑だって方、どれくらいいらっしゃいます? いていいんですよ。人それぞれだから。いらっしゃらない。もしくは手を挙げるのが面倒くさいか。ねぇ、だったらもうやっちゃいましょうよ。いつまで不況を続けてんだよって。いつまでも本気にならないのは政治だけです。この政治に対してコントロールできるのはこの国のオーナーのみ。この国のオーナーはあなたです。皆さんです。力を合わせて動かしていきましょう。その先頭に、れいわ新選組を立たせてください。よろしくお願いをいたします。
さぁ、というわけで、私たちの政策は消費税のみじゃないんですけれども、全部話してると皆さん、もう終電なくなっちゃうので、まずは私たちの一丁目一番地についてお伝えをいたしました。こっからなんですけれども、一般的にこういう選挙戦の途中で、皆さんから質問を受け付けて答えますっていうことはあんまりやらないですよね、他の党。私たちは選挙中だけじゃなくて、普段からずーっと全国回ってやってるんです。どうしてかって? 日本国内において政治の話をすることが、事実上タブーとされているからですよ。家庭内で、仲間内で、会社で、居酒屋で、喫茶店で、政治談義にみんな花咲かせてます、そんな景色見たことあります? ないです。どちらかと言うと政治の話をする人は迷惑な人、そんな空気漂いますよね。おかしい。みんなでしゃべってこうってことを何年にもわたって、マイク回しながら答えをいただく、いろいろ私から答えをさせていただくってことをやりとりしてます。今日も時間制限はあるんです、選挙戦っていうのは。選挙中はですね、8時になったらマイクを切らなきゃダメなんですね。なのでラスト10分はインフォメーションの時間など重要なことをお伝えしなきゃいけないので20分ほど、20分ほどですけれども皆さんとやりとりをさせていただきたいと思います。で、ルール決めときます。マイクを握られた方は30秒、30秒でお話を終えてください。それに対して山本がお答えをしていきます。よろしくお願いをいたします。さぁ、どなたかご発言されたい方、手挙げてください。どなたでもいいんですよ。どうでしょう。いいんですよ。通りすがりのあなた、いいんですよ。じゃあ、どうしようかな。そちらのスケボー禁止の柱のとこにいる人。ええやん、スケボーくらいやらしてくれたら。
質問者:
そうですよね。
山本太郎:
気をつけてね。
質問者:
いや本当に。西区で自営業やってる、カフェを経営しています。チラシにも、ビラにもあったんですけど10万円給付、もうすごい嬉しいんですけど、どれくらいの期間っていうか、あとはその財源って言ったらそういう話じゃないなと僕は思っていて、ですけども、そのお金の捻出の仕方とかをちょっと聞かせてください。
山本太郎:
ありがとうございました。山本太郎と申します。今、ご質問いただきました。それに対してお答えしたいと思います。減税か? 給付か?みたいな話になってますよね? 2万円ポッキリの給付なのか、それとも少し1年間だけ下げる減税なのか、どっちですか?みたいな。やめてくれる? そのカレー味のなんとかとなんとか味のなんとかみたいに比べんの。両方要るんだよって、どっちも足りてませんよって話ですよ。私たちれいわ新選組は消費税を廃止にすべきだという話をしている。それにとどまらず、当然、消費税廃止、明日から始まるわけじゃないでしょう、いろんな手続きがあるから。そう考えるならば、それで繋ぎの資金が必要になるんですよ。国民の6割が生活苦しく、そしてバタバタと中小(企業)が潰れてる中で、繋ぎの給付がなかったらしんどいですよ。それを2万円と言わず10万くらい出せという話をしています。そもそも悪い物価高、コストプッシュインフレ。30年の不況の中に輸入物価高が加わって、さらに厳しくなってます。コストプッシュでインフレになってる。そんなときには国が給付金出すの当たり前、そういう感覚です。じゃ、財源どうするんですか?って話ですね。簡単に言いますね。皆さん、何年か前に10万円給付もらえませんでした? 覚えてます? 断ったって人どれくらいいる? 私は断った、もらってない、ほとんど手が挙がらない。これに関しては本当にもらったんでしょ、みんなね。で、この10万円給付するときに、「皆さん、10万円給付しますので増税まずさせてください」って話になりましたか? なってませんね。逆に10万円もらって、何年か経って、「あのときの10万円覚えてる? そろそろ一部返してほしいから増税します」ってそんな話になりました? なってるわけないんですよ。じゃあ財源はどうしたんですか?って、国債発行に決まってるやん。それ以上でも以下でもないよ。でね、この国債発行というものは、テレビ・新聞など、国会の場でも、そして専門家の間でもむちゃくちゃな議論がされてる。「国の借金はみんなの借金だ」、「国の借金1300兆円、これは国民全員1人頭数千万円の借金を抱えてる」っていうデタラメが流れてます。大嘘です。国の借金って何ですか? どの国も政府債務、国の借金はこれ積み上がっていくしかないんです。どの国でもです。どうしてですか? 国が通貨発行権を持つ国が、例えば日本だったら円、アメリカだったらドル、イギリスだったらポンド、それぞれの自分の通貨を持っている国が、その社会に対してお金を供給しますよというときには、形上、政府債務という形になるんです。つまりは政府が赤字になって国民を黒字にします。それ以上、以下でもない話。これまで1300兆円以上にのぼるこの借金と呼ばれるものは何なんですか?っていったら、それだけの借金、赤字を国は持ってるけど黒字としてそれを持ってんのは国民の側だよ。それ以上でも以下でもないんです。それでビビらして、これ以上金は出せませんって言ってるけど、軍拡に60兆円出してるやん。ポンと出ますよ、あんなもん。自分たちのカネと票が集まるところにはすぐ金を出す。でも例えばですけど介護職、全産業平均で100万円近く給料低い。ここに月10万円の給料アップをしなければ全産業平均並みにはならない。いくらでできる? 3兆円でできる。3兆円ぽっちでできるのに3兆円は、「財源ガー」って話にされちゃう。いい加減にしろ、なんですよ。金がつくれる、当たり前です。当然のことですよね。

日本円は誰がつくってるんですか? 日本銀行ですか? 日本銀行っていうのは事実上、日本国の一部ですよ。政府が発行する、事実上、それに近いものがあるってことですね。じゃあ、10万円の話に戻りますよ。10万円給付のときに皆さん、その10万円、国は13兆円というお金で10万円給付を行なった。国にとっては13兆円程度の赤字。それを黒字で持ってんのは誰? 国民の皆さんなんですよ。国の借金があなたの借金なわけないでしょう。会計が別なんだから。むちゃくちゃな話が横行してるってことです。話、戻ります。じゃあ、無限にできるのかっつったら無限にはできないです。金はいくらでも刷れるのか? そんなわけない。上限がありますよ。それは何ですか? 供給能力です。その国の物をつくる力。つまりは何かっつったら、民間の支出、民間の消費、投資、そして政府の支出、総需要を大きく超えるほどのお金が出された。供給能力を超えるほどのお金が出されたらインフレが悪化するから、そこまでやっちゃダメだよってこと。だからやったでしょ? 国はコロナのときに112兆円出してるんですよ。それでインフレになった? それが原因ではインフレになってない。コストプッシュインフレがインフレにさしただけ。一方、2025年、いくら出したよ? 29兆円程度ですよ。6割の国民がしんどくて、1万件を超える中小企業がバタバタ潰れていっている中で、そこに対して国が通貨を増やさないんですか? あり得ない。国の借金はみんなの借金であるっていうデタラメ。これはいい加減にしたほうがいいです。日本は財政破綻する理由が今、ないです。逆に言えば、このまま30年失われた状況で、供給能力も壊されていくような状況が拡大していけば、日本はそれこそ破綻するかもしれない。そこに大きな地震で、さらにそういった供給能力、工場とかが潰されていったときには、さらにこの国は破綻するおそれも生まれてくるかもしれない。だから今はお金を出して支えなきゃダメなんですね。ちなみに月10万円、13兆円程度の金を出すということですけれども、その13兆円を出されたその日にみんなが一気に使えば、インフレ率にはちょっと影響する可能性もちょっとはあると思います。けれども、コロナのときの現金給付を考えればそういうことにはならないんです。どうしてか? もらってすぐに使った人どれくらいいますか? 2割から3割です。それ以外はお金はもっておいた。そこから時間をかけてゆっくりと社会の中にお金が溶け込んでいく。現金給付をしたから国が破綻するとか、現金給付をしたから急にインフレになるってことはまずあり得ない。これは日本の過去、直近の過去を見ても、当たり前の話だということです。すいません。ちょっとついてこれましたかね? 難し過ぎた? すいませんね、テレビ見てれば簡単ですもんね。国の借金はみんなの借金で、これ以上、借金増やしちゃダメだ、そんな話になってる。何を言ってんだ。政府部門の話だろう。家計や民間は関係ないじゃないか。それは総理大臣自身が言ってますからね。「国の借金は国民の借金なんですか? 違いますよね? いかがでしょう?」っつったら、「それは国の借金である」ってことを認めている。当たり前の話ですよ。「国の借金をこれ以上増やすことは、将来世代にとって首を絞めることになる」って言われる。ちょっと待ってよ。国民の6人に1人が貧困で、そして高齢者の5人に1人が貧困で、一人暮らし女性の4人に1人が貧困で、一人暮らし女性高齢者の2人に1人が貧困で、ひとり親家庭、2つに1つが貧困という社会。全体的には6割生活苦しいという人々がいて、今にも倒れそうな中小企業がいっぱいある中で、これをそのままにしてたほうがよっぽど将来世代にとっての負じゃないですか。負の遺産じゃないですか。今なくして未来はないんですよ。今ある人間を救う。当たり前のことじゃないですか。それが国がある価値ですよ。とっとと金を出しやがれ。当たり前の話です。すいません。答えてほしかったことと、合致しないかもしれませんけれども。はい。どの国でもそうですよ。どの国でも政府債務は積み上がっていく。当然。どうしてか? 1300兆、400兆というお金は、これまで日本の歴史の中で国が社会に対してお金を供給してきた足跡に過ぎない。それ以上でも以下でもないんです。ただし、お金を投入するときには経済状況を見ていきながら、社会の中にお金が溢れ過ぎているっていうのはまずいので、お金が溢れ過ぎそうになってるときには足しちゃダメなんですね。今はその状況にない。そして、もう1つ言えば、むちゃくちゃ儲かっている法人、大企業、むちゃくちゃ儲かっている大金持ち、こういったところには累進税を導入したり、累進制を強化していくことによって、社会が儲かってお金が溢れそうなときには自動的にお金を間引く。悪いインフレにならないように調整してくれる、そんなビルトイン・スタビライザー、安全装置、そういった意味での税制改革も同時に必要だということです。すいません、ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎、特別ここはちょっと長くなって申し訳なかったです。さぁ、他、いかがでしょうか? そっち行きましょうか。リュック背負ってる学生さんかな。2人友達? ジャンケンして。
質問者:
すいません、高校生なんですけども。先ほどおっしゃってたんですが、他の政党も消費税廃止を掲げている中で、れいわ新選組だけの強みを教えてほしいなと思いました。
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組の強みは何かっつったら、自分たちが掲げた政策は絶対に下ろさないっていうことです。他の政党は選挙前に嘘つきます。多くの政党が。例えばですけれども、先の衆議院選挙、10月に行われました。その中では維新、国民民主は消費税の減税を謳ってました。減税を謳ってたんです。で、彼らが議席を増やした後に国会が開かれた。その先も、年をまたいで150日間の国会が開かれてたんです。要は前の選挙が終わってから一番重要な予算審議が終わる3月の終わりまでの間、数ヶ月。この間に維新や国民民主が政府側に対して消費税減税を求めるというような発言、国会の中でそれを求めたりとかした形跡はあるかっていうことを、これは国会図書館であったり調査室に調べてもらいました。結果、それぞれ1回ずつ政府に求めてました。終わりです。何だったの? じゃあ、彼らの言う消費税減税っていうのは選挙のときの人参ですか? でも、本当は必要だったはずですよね、国民は。消費税が少しでも下がるということは自分の中で使えるお金を増やすことになるから。国民の6割が困っててバタバタ潰れていってる中で、少しでも減税されるっていうことは多くの人々が歓迎すべきことだったのに、選挙のときにはそういう公約を掲げて、実際に議席が増えたとしても国会の中ではそのことにはほとんど触れないなんて、これ有権者への裏切りじゃないですか? れいわ新選組の強みは何ですか? そういうことは一切ないっていうこと。逆に言えば、私たちは消費税廃止を絶対諦めないし、廃止以外は乗らないっていうことじゃない。逆に言えば、野党が消費税減税っていう話を進めていく、協力してくれって言うんだったら、それが国民の利益になるんだったら乗りますよ。当然のことです。でね、例えばですけど予算の時期。1年で一番重要な、国会の中でも一番大きな議論が起こる、この予算の時期っていうのは野党側にとってものすごく大きな力を持つ時なんです。どうしてか? 予算が、審議が年度内に終わらせなきゃいけない、政府側が考えているから。だから、年度内に終わりたいんだったらこれを呑めよって、喉元に突きつけられるはずなんですよ。それを少しでも前に進められるはずなんですよ。でも、それやってこなかったんです、消費税に関して。野党第一党、何してたかって? 予算が3月いっぱいで終わって4月の終わりになってから何やりだした? 「物価高からあなたを守り抜く」って言い出して、消費税1年だけ減税って政策出したんですよ。何でそれ、予算のときにやれへんかったん? 野党第一党のリーダーシップでどうしてみんなまとめなかったの? そういうことができていれば、今、もう既に減税方向に進んでた。それをどうして選挙の争点にとか、後に後にずらしていくんですか? ガソリンの暫定税率廃止。ガソリン高くて苦しんでるっていう状況なのに、国会閉じる数日前にそんな法案出したって通るわけないじゃないですか。一番野党が力を持つのは予算というものを人質に取った上で政府を揺らしていく、勝ち取っていくことをやらなきゃいけないのに、それさえもやってこなかった。だから彼らにとっては国民が苦しもうが何しようが関係ないんですよ。選挙において一番戦いやすいポジションを取れるように、ずっと立ち回ってるだけ。本当に滅んでしまえばいいのになって思う。けれども、滅ぼせることはできない。だったら、国会の中にれいわ新選組みたいなややこしいやつを入れて、「すいません、皆さん。あの人たちね、選挙のときにね、減税っつってたのに全然やりませんよ」って、皆さんが知り得ない情報をどんどん出していくってことです。そうすればそこを支持した人たちは、自分の支持政党に対してお尻叩かなきゃダメでしょ? 投票して終わりじゃないんですよ。「何やってんだ。約束したじゃないか。どうしてやらないんだ」って、突き上げられなきゃダメなんですよ、支持者側からも。そういうことを拡げていって、この国の政治を変えていく。ひいては野党を強くしていくってことになるんですね、それは。そういうような立ち回り。れいわ新選組が数を増やして、私たちの政策をビルトインしていける。その中核を担っていけるように、どうかこの選挙、皆さんのお力でれいわ新選組を勝たせてください。よろしくお願いします。
空気は読めるが空気は読まない。これが一番嫌われるんです。どうしてかっつったら、国会の中は与野党関係なく仲良しクラブだから。でもその仲良しクラブっていう空気をぶち壊すっていうのすごく大事なんです。なんでかっつったら、「あんたらの職安じゃないから、あそこは」そういう話なんです。国会議員になりたいだけでそこに来るなと。国民の苦しみを吸い上げた上でそれをいかに前に進めるかってことを考えなきゃいけない。物価高で苦しんでるっていうんだったら消費税減税で物価は下がる、事実上。使えるお金が増える。ちょっとでもパーセンテージ下げるってことをどうして協力してやらない? 私たちはずっと呼びかけてましたよ。ガソリンに関してもそう。そういう永田町仕草をぶった斬っていくっていうような政党がなければ、いつまでもいつまでもあの場所は変わらないんですよ。ぜひそういった意味で、炭鉱のカナリア、それだけじゃなく、こういった馴れ合いの空気をぶち壊していく、そういう存在を拡大させてください。れいわ新選組と申します。さぁ、他いかがでしょうか? じゃあ、そちらのタオル。タオルの人。

質問者:
すいません、後ろでキッチンカー営業してます。山本代表が総理大臣になられた場合、大体どれくらいの期間で消費税は廃止になるんでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。やる気の問題1つだと思ってます。何かっていうと、1年以上かかるとか言ってる人いますよね。石破さん。これはたぶんレジのシステムの関係でとかって話です。例えば大きな店でいくつもレジがあってみたいなところだとそれくらいかかる。でも、数ヶ月でできるって言っている事業者もいるんですよ。だからこれはちょっと信憑性が薄いというか、何とでもなる話かな。とくに中途半端な減税ではなく一気にゼロ、なしにしますっつったらもっと早いんじゃないかなと思います。で、よく言われる野党第一党とか自民党が言い訳するものとして、何が出てくるかってことなんですけれども、「これは年末の税制大綱っていうところでそれを決めて、で、翌年の予算に反映させるっていうから、年末まで待って、翌年まで待たなきゃダメです。最低でも来年の春からですよね」とか言い出すんですよ。それ本当か?って。調べていったら違うんですよ。橋本龍太郎って人が総理大臣やってるときに、これはあの人が消費税5%に上げたときですよ。で、アジアの通貨危機とかも相まってかなり景気が悪そうになったっつったから、これは所得税の減税みたいなことをやろうとしたんですね。このときに税制大綱に反映させるとか、1年の予算、本予算の中に組み込むってことやったかっつったら、やってないんです。つまり何かっつったら、関係なく進めたってこと。だからそんな永田町的なルールをグダグダと言って言い訳にして、いつまでもやらずに国内を弱らしていくってことは絶対にやっちゃいけない。少なくとも、半年くらいでできるんじゃないですか。わかりません。はっきりとはわからない。政権取ったことないから。でもそれは、以前にもやったことがあるんだから、別の減税でね。言い訳にはならないと思います。「税制大綱、年末に。それまで待ってですね、その翌年の予算につけまして、そして春からの減税になります」みたいなことは通用しない。税制大綱を待たずにやった上で、補正予算をつけてそれを前に進めるってことも過去にはやってるわけだから。本気であれば半年でできんじゃないの?って私は思います。すいません。で、これは実際にどれくらいの時間がかかるかという部分に関して、時間がかかる場合には、繋ぎで給付を入れていく。これで国民生活支えるしかないと思ってます。ありがとうございます。さぁ、れいわ新選組山本太郎に、直接どなたか質問してください。じゃ、そちらのあなた行きましょうか?
質問者:
ありがとうございます。新潟市の西区から来ました。最近、ボートチェックですか、ボートマッチングっていうのが流行ってるので、私もいろいろ試してみたんですけれども。これは私、個人的に感じていることなんですけれども、どうも自分の、違う政党が結構マッチングされるっていうケースが多くなってて、で、その選択肢っていうのはイエスかノーか真ん中かみたいな。そういう感じの選択肢なんですね。で、もうちょっと細かい、これだったらこうします、あれだったらこうしますって、もう少し細かいマッチング、すいません、時間なっちゃいました。申し訳ないです。
山本太郎:
細かいマッチングだったら?
質問者:
だったら、それだと自分が支持している政党に合致するケースが多い。で、これはたぶん、今回の選挙で、各党が、あえてどこの党とは言わないんですけども、各党が票が欲しいから、イエスかノーか真ん中かで簡単に選べるようなものを選んでいるのかなっていう、そういう風な政策出してるのかなという風に感じました。で、ちょっと、賛成、反対というところで真ん中とかいろいろで選ぶって難しいと思うんですよ。これだったらこうするっていう細かい部分まで見なきゃいけないと思うんですけども。ちょっと今の関連になってしまうかもしれないんですけど、今、たぶん、若い方結構いると思います。選挙権を今年持ったって方もいると思うし、これから選挙権を持つって方もいると思うので、何かそういった方々へのメッセージをお願いできたらなと思います。すみません。ありがとうございます。
山本太郎:
ありがとうございます。なんかよくネットとかでね、あなたに合う政党どこでしょうか、みたいなことがあるけど、そのまま信じないほうがいいですよね。だって、どこに誘導されるか分かりませんよ、そんなもん。やっぱり自分でマッチングしていくしかないってことだと思います。1つ1つ見ていくしかない。じゃないと、何かしらの誘導というところに入ってしまったとしたら、あなたが本来思ってるとことは違うところに投票、誘導されてしまう可能性もあると。わざわざそんな親切に、あなたからお金もらわずに、そんなものをつくりますっていうこと時点が、それをタダで利用できますっていう時点で何かちょっと怪しいですよね。そういうものってね。はい。それほど怖い善意ないよなと思います。自分でマッチングしましょう。

で、若い人々、これから選挙ね、選挙権を得た18歳。で、まだ18歳になってない人にも共通して言えることですけど、今の国会にいる大人たちが、あなたの未来を守るなんてゆめゆめ思っちゃダメですよってことです。そんなことを思ってる大人はひと握りしかいないってこと。目の前の金だけですよ。目の前の票だけですよ。そう考えるとするならば、若いやつらに政治なんて分かるわけない、なんてくそ食らえですよ。だって、今の世の中見てみてよ。30年の不況、そこにコロナで物価高でも動かない政治。世の中に絶望して自分の命を絶つ人、2万人。それを超えている。子どもたちの自死も最高。過去最高。この世が地獄みたいな社会をつくってきたのは誰ですか? 大人ですよ。私ですよ。無関心だった私ですよ。やっぱりそれを考えたときに自分の中で、とんでもない後悔が生まれたんですね。世の中を知ったとき、少し見えたとき、誰かが声を上げたとしても、それに手を差し伸べようともしてこなかった。あの人の人生だろう。私の人生を追求しようって。社会問題が大きくなってる。それに対して物を言ったら仕事を失うんじゃないかなとか。いろんなことあったけど、社会にいろんな問題があるってことを知っていく、その途上で何もしてこなかった自分が一番悪いんだなってことに気づいたんですよ。だからその後悔を取り戻したいんですね。だからこうやって政治の世界に足を踏み入れました。おそらく同じような人、国会の中にもいるかもしれません。誰かは知りません。れいわの中にはそういった大人が多いと思います。あなたの中で、いろんな政党を見てみて、マッチングするなと思った人、そういう人を応援していただくもよし、できればれいわ新選組と社会を変えていく、そういう風にお力を貸していただけたら嬉しいなと思います。選挙権なくてもいい。選挙権ないときから、みんなで動いていきましょうよ。あなたの未来なんだからってことですね。すいません。ありがとうございます。さぁ、いかがでしょうか、他は。じゃあ、どうしますかね。そちらの女性の方、行きましょうか。眼鏡かけてらっしゃる。
質問者:
ありがとうございます。就職氷河期世代です。最近取り沙汰されるようになっていいんですけど、正規か非正規かってだけで話が進んでいる気がします。私、5年前に東京からUターンで新潟戻ってきました。新潟戻ってきて初めて正社員になれました。でも給料はすごい少なかったです。最低賃金でサブスク正社員みたいな感じでした。残業代無かったです。なので、「正規になれたからよかったじゃん」で終わらせてほしくないんです。年収とかそういうところで氷河期世代救ってほしいんです。お願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。本当に一番不遇な世代っていうのがあるんですね。大体みんなですね、所得の真ん中、所得の中央値、今日話しましたよね。27年不況で、所得の真ん中が145万円下がってますって言いました。これ全体です。世代別に見ていくと所得の真ん中が一番低い、下がり続けた、一番割を食ってる世代が就職氷河期。ロストジェネレーションって呼ばれる人たち。今、大体30代後半から50代前半くらいの人たちを指しますかね、全体的に。ロストジェネレーションであったりとか、そういう人たちですね。学校で学んだ、卒業しました、社会に出ようとしたけれども就職先なかったです。じゃあ、新卒大好きという世の中だったのに新卒で採ってもらえなかった自分はどうするんですか。バイトで食い繋ぎました。非正規で働き続けました。泥水すすって生きてきた。社会がちょっと景気を持ち直したときにどうやって正社員になろうかと思ったけど、そのときの新卒が採られていきます、みたいな。いつまで経っても、自分はどこまでいっても古くなり続ける。そういう状態で、本当に砂を噛むような人生を送ってきた方々いっぱいいらっしゃるんですよ。本当だったら人口のボリュームゾーンですからね。親世代がむちゃくちゃ人口が多い、そういうグループだから。そっから生まれた子どもたち、団塊世代の子どもたち、私も含めて。ある意味でこの国で少子化を招かないためには、その就職氷河期だったりとかロスジェネ世代に手厚くする、底上げすることをしなければ少子化になるに決まってたのに切り捨てちゃったんですよ。ここに対してどう救済しますか?ということに関して、さまざまな政党がいろんな意見を言ってます。で、正規か非正規かっていう問題に関して、「非正規から正規になれたね。なれてよかったね」っつったって、正規自体がもう低いポジション。給料として。すごく低く抑えられてたりとかっていうのは、地方都市で確かにあるんだということなんですね。で、私たちれいわ新選組は、ごめんなさいね、公務員増やしたいんです。もちろん公務員給与っていう部分に関しても、これは、なんだろうな、決して高いと言えなかったりっていうところもあると思います。これは小泉政権以降ですね、人減らしされたりとか、地方に対して入るお金が減ったりとかっていうことでどんどん削られてきたから。それを今、逆回転しなきゃいけないと思ってます。で、安定した雇用が必要なんですよ、地方都市には。だって若い人たち都会に出ていく、どんどん人口流出していきます、過疎化しますって。これを止めるためには何が必要ですかっつったら、地元でも仕事が探せて、一定、良い給料をもらえるっていう仕事、受け皿がないと困るんですよ。で、公務員っていうのは、それぞれの都市においての雇用の受け皿でもあるわけです。例えば北海道。自衛隊多いですよね。これが次男三男、自衛隊っていうこともある。普通にある。それが雇用の受け皿になってその地域を支えている、そういう側面もあるわけです。

じゃあ日本、公務員増やしていいのかな? そう思われた方、世界と比べてみればわかるよってことなんですよ。先進国の中で1万人当たりの公務員の数を見てみると、フランス、イギリスは日本の3. 2倍いるんですよ。アメリカ2.4倍、ドイツ2.2倍くらい。どうしてそんなに増やすんですか? そんなにいるんですかっつったら、それぞれの地域、安定した仕事があって、そして一定の収入があって、その人が消費の主体として地域にもお金を回していくし、そして住民サービスもちゃんとやっていくっていう側面がある。これからやっていかなきゃいけないことは、こういった安定した職。そういったところで、私は就職氷河期の人たちを救済していくってことをやらなきゃいけないと思ってます。で、特に増やさなきゃいけないことは何ですか?ってことなんですけど、災害になったときに一番にわかるんですよ。散々人減らしされている公務員たちだから、災害に遭いました、被災者でもあるし公務員でもありますって、一番しんどい。能登半島地震。現場には20回以上足運びましたけれど、いろんなところの町役場の人だったり、いろんな顔見知りの人ができたけれども、もう1年休んでません。常日頃、日中は住民の皆さんの対応。そして仕事が終わって家に帰れば、自分自身が被災者としての仕事。死んじゃいますよ、こんなことさしてたら。国ももちろん応援を送る。地方自治体も応援を送る。でもいられる期間は短い。で、どんどん交代していく。仕事は深まらないままですよ。彼らの仕事を代わってやれるくらいの、おそらく人員を揃えていきながらやっていかないと、これから来るんでしょ? 南海トラフ。これから来るんでしょ? 首都圏直下。どれくらいのサイズなんですか? 首都圏直下で言うならば、阪神大震災の5倍。東北の3倍。南海トラフで言うならば、阪神大震災の18倍。東北の震災の10倍。被害額、被害想定額で比べてもこれだけの規模のものが来る。そして能登半島地震、国はノーマーク。来るとも思ってなかった、あんなでかいものが。日本全国で起こる可能性が高いんですよ。だとするなら人々の命を守る上でも、そして地域の雇用、その受け皿となるためにもこういった公的な仕事、私は増やしていくべきだと。そしてそこに座ってもらうのは、そういった不遇の時代を生きた、ある意味で国の無策による被害者を救済していくっていうプロジェクトにもしていくべきだと。それがれいわ新選組の考え方です。ありがとうございます。ありがとうございます。すいません。時間がなくなっちゃってね。10秒でしゃべれる人いる? 1人だけ選ぶわ。じゃあ10秒。じゃあその手を左右に動かしてるあなた。
質問者:
すいません、西区から来ました。山本太郎さんが一番食べたい新潟のグルメは何でしょうか? お願いします。
山本太郎:
うわぁ。ちょうど今、もうね、ここ来る前にもう出番や思って緊張してたんですけど、ちょっとなんか海鮮食べたいなぁみたいな。居酒屋探しといてくれるかってスタッフに話してたんですよ。すいません。海は守らなあかんね、そういう意味で。だから原発事故なんて絶対に起こしちゃダメなんですよ。でも原発事故を起こさずにいられるわけないんですよ。100%はないんです。100%がないんだったら、もう止めるしかないんです。でね、東京電力ってどんな会社っつったら、福島の事故があってからも、何度も何度も法令違反、30以上積み重ねてきた会社なんですよ。そしてここの新潟のね、原発に関しても、さまざまな問題あったわけじゃないですか。で、何よりも事故を起こしたものを収束さえできないんですよ。おそらく何百年もかかる。そんな状況の中で、先ほど言ったような、どこで地震があるかわからないねっていう話になってて、そんな状況の中で原発続けるって自殺行為ですよ。人間にとって一番重要なものは何ですか? 空気ですよ。その次は? 水です。その次は食べ物。この3つが大きく汚染される可能性がある。そして事故は必ず起こる。で、この先の事故は100%ないとは言えないっていうんだったら、これはもうエネルギー変えていくしかないじゃないですか。繋ぎのエネルギーとして、一番環境負荷が少ないと言われているような天然ガス。この火力は必要です。どうしてか? これ、電力安定供給するっていうことが絶対だから。それと並行していきながら、自然エネルギーの拡大。メガとかそういうことじゃなくて、地域、地域で発電していく。そういうような形で拡大していくっていうことをやっていかなきゃいけないと思うんです。何よりもこれはビジネスチャンスなんですよ、皆さん。これは国際エネルギー機関、IEA、そこが発表した話によると、この脱炭素という市場に対して、新エネルギーっていう市場に対して、2030年までにその市場に1年間でどれだけのお金が流れますか? 650兆円以上なんですよ。で、これ2050年までにっつったらもう700兆円近くのお金が毎年流れるんですよ。1年ですよ。つまり何かっつったら、むちゃくちゃビジネスチャンスなんです。日本は1990年代は、前半くらいまでは自然エネルギー、力持ってたけど、原発に固執するあまりに、それもうどんどん失ってったんですよね。自然エネルギーにおいての日本の優位性を。結果、今やもう、これから脱炭素に向かっていくっていうときに日本はどこから買うんですかっつったら、中国やヨーロッパから買わせていただくしかない。そんな状況ですよ。それじゃダメなんですよ。「今さら日本がそんなもん、自然エネルギー頑張ったって周回遅れだろ?」って言う人、半導体にしても同じこと言いますか? 周回遅れだとしても、半導体に関してはやっていくっていうことを決めてるわけですよね? だとしたら、この大きなマーケットを取りにいくんだと。原発みたいな斜陽、原発みたいな、ある意味で安全保障上も非常に好ましくない。だって戦争になればターゲットになるんだから。いろんな理由を考えてみたら続けられるはずもないんですよ。だとするならば、原発はやめるしかない。何やってんだよ、新潟県。県民の皆さんの意思、どうしてはねのけるんだよって話ですよ。あり得ないですよね。住民の声も聞かずに、県の合意が取れたらGOするって。合意なんて取れてませんよ。いい加減にしろ。これ以上、故郷を汚すなってことですよ。もちろん原発立地帯に関しては、これまで日本の発展に寄与していただいたということで、これは継続していく、そういった補助金は出していくべきです。感謝しかない。しかも新潟県民使ってないでしょ? この電力使ってんの? 都会のためにつくってるんでしょ? あり得ないですよ。福島県の皆さんもそうだった。地元では使ってない。都会のためにつくってきたんだよって。リスクと背中合わせで。じゃあ原発やめろって言うだけじゃなくて、これまでお世話になりましたってことで、これは支えなきゃダメなんですよ、経済的にも。新産業をしっかりとそこに根づかせる、そこまでちゃんと国が伴走する。それがセットで原発はやめていく。そういうことをやっていきたい。れいわ新選組でございます。ありがとうございます。さぁ、というわけで、れいわ新選組代表山本太郎、皆さんにお願いをしてきました。どうか比例はれいわ、比例はれいわとお願いいたしますということでございますけれども、この後、れいわ新選組山本太郎と、そしてこのですね、れいわ新選組、一緒に闘ってくれる仲間として伊勢崎賢治。伊勢崎賢治さん、最後に一言お願いします、皆さんに。
伊勢崎賢治:
今、原発の話が出ましたけど、実は僕、数年前に幻冬社から『テロリストは日本の「何」を見ているのか』っていう本を書いたんですね。協力者がいました。経団連の原子力産業で関わった重鎮です。もう死んでしまいましたけれどもね。彼が僕に残した言葉があります。それはですね、「原発は自分に向けた核弾頭」っていう言葉なんです。
山本太郎:
間違いない。
伊勢崎賢治:
はい。で、安全保障論から言いますとね、今、中国の脅威脅威って言ってるじゃないですか。実はこの脅威というものを科学的に査定して、じゃあこれだけの抑止力を持つんだって、そういう方程式ってないんです、実は。脅威っていうのは恣意的につくられるんです。今、中国、中国。それに都合の良い人がいるわけですよね。都合の悪い脅威っていうのは意識の外に置くんです。その筆頭が原発なんです。世界中探しても、仮想敵国と呼ばれる大国の目の前の海岸線に、これだけ原発を並べた国はありません。本当に。はい。です。終わります。

山本太郎:
シンプルですよ。安全保障がどうした。アジアの、なんだ、緊張が高まってるって言いながら、絶賛再稼働中なんですけど、原発と。これから動かしていくんですけどって。控えめに言っても狂ってますよ。何言ってるかわかってるんですか、ご自身でって。もう今や、戦争になれば標的になるっていうことは常識です。それを続けるなんて全く意味がわかりません。本人も何言ってるかわからないでしょうね、おそらくね。その方々。現実的な安全保障を国会に持ち込む必要がある。幼稚園レベルの安全保障の議論に本物を持ち込む。世界中の紛争地を渡り歩き、武器を置かせてきた。武装解除してきた。紛争をやめさせてきた。そういう本物。れいわ新選組、投入する。国会に行ってもらう。その先頭が伊勢崎賢治でございます。れいわ新選組の中で一番最初に国会議員になるのが伊勢崎賢治さんになります。特定枠ですから。ぜひご期待ください。ありがとうございます。そして、れいわ新選組、当事者が立候補を決めてくれました。塩崎みのるです。皆さんに一言お願いします。
塩崎みのる:
はい。豊かな国にしていきたいと思ってます。自分を大切にできる国。自分の気持ちを大切にできる。心が動く瞬間、そういったものを皆さんも、怒りと悲しみとか感動するときとかあると思うんですけど、それを無視しないでいいような国が豊かな国だと思っております。そのためにはお金と食べ物、しっかりとないとダメだと思ってます。そのために僕は食べ物、しっかりと皆さんにお腹いっぱい食べれるような仕組みをつくっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
山本太郎:
現役のコメ農家です。塩崎みのるさんです。高校、大学と農業大学までね、ずっと行かれてて。塩崎さん、この農業やってて一番感動する瞬間ってどんなときですか?
塩崎みのる:
お米美味しいね。本当に美味しいねって言ってくださるときが一番幸せです。
山本太郎:
あまりにもあり得ない農政、続いてますよね。農業を犠牲にしてでも他の産業を。他の産業を守るために農業を犠牲にしてきた。そんな国が強い国なわけないんですよ。一丁目一番地、安全保障の一丁目一番地は食ですよ。食も守れない国は遅かれ早かれ滅びる。今や農業従事者、これ70%が高齢者ですよ。5年後あるの? 日本の農業。それ考えたら大転換、農政の大転換をしていく必要がある。これまで農業に身を捧げてきた、そんな塩崎みのるが国会の中で農業に、生産者に必要なことはこれだ、これをね、大々的にやっていきたいと思います。ぜひお力を貸してください。塩崎みのる、れいわ新選組塩崎みのるです。
塩崎みのる:
ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございます。そもそもね、農業が強い国っていうのはね、お金のかけ方が違うんですよ。日本とアメリカ比べてみましょうか。アメリカの農業予算を一農業従事者っていう形で当てはめてみると、大体1年間で2100万円くらい。で、日本は大体95万円から98万円くらいなんですよ。規模が違い過ぎる。日本の22倍の規模なんです、アメリカ。で、経済規模が違うだろってことも考慮してみると、少なくとも日本の農林水産予算の3倍はつぎ込んでるんですよ。何してますか?って。買いまくってるんですよ、生産者から。買い支えてるんですよ。農務省予算の7割、つまりは20兆円くらいのお金でバンバン買いまくって、その買った食べ物どうしますか? 貧困世帯、低所得世帯にこれを食べてもらうってことやってる。「つくったもん、全部買うよ。つくれなくても、つくれたとして全部買うよ」っていうような。しかもそれによって農家が一番儲かるっていう仕事にしない限りは、若い人たち入ってこないでしょ? 労働力移転を起こしていかなきゃダメなんですよ。そういうことをやっていきたい、れいわ新選組です。農業予算は少なくとも今の倍、5兆円は絶対に必要。国が買い支えるぜ、そういうことをやっていこうと思ってます。お力貸してください。ありがとうございます。

さぁ、というわけで。今日ですね、皆さん、もう少しお時間大丈夫な方、一番最後に山本太郎と先ほどの伊勢崎賢治、そして現役コメ農家の塩崎みのる。3人並んであなたが1人入っていただいて写真を撮る。順番に写真を撮っていくっていう写真撮影会をしたいと思います。そんな写真撮って誰か得すんの?ってよく聞かれるんですけど、誰も得しないんです。今日という日の思い出にぜひ撮ってってください。で、撮った写真は好きにしてください。で、コメント添えてネットに投稿も大歓迎。れいわ新選組に対してマイナス、山本太郎にマイナスでも、やっちゃってください。自由にやろう。あまりにも政治の話を普段からしなさ過ぎる。そんな国じゃ、社会は変えられない。何でもいいです、どんどん投稿して。それによってあなたに触発された人が何か言い始めるかもしれない。そんな連鎖つくっていきませんか。あなたの投稿が社会を変えていくスピードを変化をもたらすかもしれない。そんな形で私たちと撮った写真を好きに使ってください。よろしくお願いします。インフォメーションです。あなたのおうちに壁ないですか? ぜひ私たちのポスターを貼ってください。テレビ・新聞から嫌われているれいわ新選組、なかなか登場することはございません。なのであなたのおうちの壁で、こういう選択肢があるってことを知らせてほしいんです。選挙中に貼れるポスターです。今、スタッフやボランティアの方が配ってくださっています。お友達の家の壁でもいいし、居酒屋の壁でも大丈夫です。壁の持ち主が許可すればどこでも貼れるよってことです。そしてですね、100%ボランティア選挙、それがれいわ新選組です。あなたの大切なお時間の30分でも結構です。もしもいただけるならば、ぜひお力を貸してください。ボランティアの募集、ポスターなどに関しましてはそちらにのぼりがございますので、そちらのほうで受付をいたします。そしてれいわ新選組、現在、資金がカツカツでございます。皆さんの中で無理のない範囲で少しでも寄附くださる、ワンコインでもって方いらっしゃったら、ぜひお願いをしたいと思います。日本をやり直そう。絶望じゃない、この国の希望はまだある。その希望とはあなた。あなた。皆さんのこと。比例はれいわで、一緒に国変えましょう。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

