【文字起こし&動画】山本太郎代表 2025年7月10日 JR奈良駅東口

投稿日:2025年07月10日(木)

山本太郎:
れいわ新選組代表山本太郎と申します。暑いですからね、皆さん、日陰入ってくださいね。ありがとうございます。皆さん、奈良はどうですか? 景気良いんですか? どうでしょう。景気悪い? そんなことないでしょう。景気良いんでしょ? 本当は。景気悪い? これね、全国どこ行っても景気悪いんですよ。で、厚生労働省の調べによると、国民の6割が生活苦しいんです。国民の6割が生活苦しいって、もうむちゃくちゃですよ。でね、2024年、中小零細企業バタバタ潰れてます。1万件超えてます。その内訳を見ていくと、過去最高の倒産件数、それをマークした業種、どれくらいあると思います? 少なくとも28業種が過去最高に倒産してるんです。どんなもの潰れてる? 建設業潰れてる。病院潰れてる。診療所潰れてる。歯医者潰れてる。高齢者の施設も潰れてる。訪問介護も潰れてる。子どもたちの学童も潰れてる。農家も酪農家もバタバタ潰れてる。一言で言ったらね、むちゃくちゃヤバいんですよ。景気良くないんです。こんなときどうする? 

150日間、国会開かれてました、つい最近まで。結果、どんな結論出しましたか? 自民党、「2万円配ります」。それでなんとかできる? 無理なんです。野党第一党、何言い出した? 「食料品だけ消費税減税します、1年のみ」。月々の負担軽減5300円。それでなんとかできる? 無理なんですよ。今、国の状況がどうなっているかっていうことさえもちゃんと見えてない。どんな手当てをすればいいのかってことさえも的外れ。皆さんね、物価が高くて大変なのは当然です。だけど物価高だけで苦しんでいるわけではないんですよ。何かというと、日本という国は世界で、先進国でただ1つ、30年、30年に及ぶ経済不況なんです。ここにコロナが入ってきた。そしてコロナから立ち直る前に物価高まで入ってきた。三重苦なんですよ。この三重苦をどう立て直すかっていう激論を、そしてどんな政策を打つかってことを話し合わなければいけない国会で、2万円の給付と1年間だけ食料品(の消費税)下げますって。ごめんなさい、寝言は寝てから言ってほしい。やらなきゃいけないことは何か? 今すぐ国の経済、立て直さなきゃダメなんです。じゃあ、国の経済、立て直すために何が必要ですか? それを考えるためには国の経済はどうやってつくられてますか?ってところを見なきゃいけないんです。

GDPって聞いたことあります? 「横文字出てきてややこしいな」、そう思わないでください。簡単だから。日本のGDPと言えば、日本にお住まいの皆さん全員の儲けを足したものなんです。じゃあ日本の経済GDP、何でつくられてますか? そのうちの54.3%はあなたのお金でつくられてる。つまりは個人消費。お買い物してくれるお金で、この国の景気は54.3%つくられてるんです。じゃあ景気を立て直すならば、あなたの使えるお金を増やす以外方法ないですよ。でも30年、この国どうなってますか? 先進国と比べても実質賃金下がりっぱなし。30年です。先進国では、時給に直して2000円を超える、そんな国いっぱいある。でも日本は違う。どの国も先進国は国が成長し景気が良くなって、賃金も上がって物価も上がってってる。日本は別。30年、国は経済衰退しっぱなし。成長は横ばい、それ以下。賃金上げようにも上げられないっていう30年。そこにコロナで物価高ですよ。じゃあ何をしますか?ってことです。ものすごくシンプル。あなたが何か物を買ってくれる個人消費。それがこの国の経済の54.3%を占めてるんだったら、あなたが今、必要なものをちゃんと買っていただける、欲しかったけど諦めてしまった物を買ってもらうっていうことをやってもらわなきゃダメなんです。個人でお金出してください、民間で頑張ってください。それじゃ無理。だから国が軍資金を渡すんですよ。分配。まず分配。それから成長っていう風に繋げていかないと、この国は失われた30年を40年にしてしまうこと、ほぼ確定です。れいわ新選組がやりたいことは消費税の廃止です。「消費税? 消費税廃止? はぁ、なるほど。それ無理なんじゃないの?」 そう言われる方いらっしゃるかもしれない。どうして無理だと思います? 「だってさ、消費税って社会保障のためにあるんだから、消費税をなくしちゃったら社会保障が大変なことになっちゃうじゃない」そう思ってるでしょ? ごめんなさい。間違いです。毎日のように搾り取られる消費税、あなたが今日も払ってくれた消費税。その消費税はその中の一部しか社会保障に回っていません。この30年で見てみたら消費税収の約61%、61%が大企業減税の穴埋めに使われていると言える。冗談じゃない。あなたが買い物するたびに、何かを買うたびに10%取られているのに、そのうちの多くはあなたに返ってこない。これ払う意味ありますか? 大企業に減税、その穴埋めに使われるんだったら皆さん払う義理ありませんよ。どうしてそんなルールつくるんですか? どうしてそんな税金の取り方するんですか? ものすごくシンプルなんです。組織票と企業献金。議員バッジをつけてくれる、そういう人たちに対してのご恩返しを30年続けたんです。結果どうなった? 一人ひとりが使えるお金が減っていった。それで社会に回っていくお金も減っていった。それによって製造業、空洞化していった。働き方も壊されていった。30年衰退の原因は政治で行なってきた間違った決定の連続の末なんですよ。

話戻ります。消費税をやめたら皆さんにどんなプラスがあるか。平均的な世代で1年間、使えるお金は30万円増える。月に直せば2万5000円。今、この物価高で毎月2万5000円の負担軽減があるんだったら、これは必要じゃないですか? 美味しいお米食べようじゃないですか。それだけじゃない。あなたのお財布に優しいだけじゃない。一番消費税の負担がしんどいのは中小零細なんですね。中小零細、地域企業。赤字でも払わなきゃならない消費税。法人税は赤字なら払わなくてもいい。けれども消費税は絶対納めなければならない。借り入れしてでも払う。冒頭言いました。バタバタ潰れてますよ。この国に欠くことができないインフラ的なものまで潰れてってますよ。今、ここ支えなくてどうするんですか? 消費税、むちゃくちゃ重いって言いました。日本全体の税金払えなくてごめんなさい、税の滞納。このうちの54.8%を占めるのが消費税の滞納です。払えてないの誰? 中小零細、地域企業ですよ。中小零細、地域企業といえば、この国に存在する企業の9割以上。中小零細、地域企業といえば、この国で働く人々の7割を雇ってくれてる。その中小零細、地域企業が今、次々と倒れそうになっている。6割の国民がしんどい。中小零細がバタバタ潰れてる。そんなときに、これくらい大胆な経済政策取らないと、本当にこの先、更なるヤバい不況やってくる以外ないです。そして消費税をやめれば、あなたのお財布に優しいだけじゃなく、中小零細、地域企業を、息を吹き返してもらうだけじゃなく、将来的に皆さんの賃金も上がっていきます。試算が出ました。この試算、私が勝手にした試算じゃない。参議院。参議院の調査室の試算によると、消費税をやめた場合、その7年後、1人当たりの賃金は35万円以上上がるという数字が出てきた。つまりは何か? 毎月3万円上がらないくらいだけれども賃金は上がりますよ、7年後くらいから。そういう話なんです。「そんなの無理に決まってんだろ」って思いました? でも参議院の計量シミュレーションではそういう答えが出ている。それもそのはず。あなたの使えるお金が消費税廃止によって、さらにできた場合、皆さん、30万円、年間で使えるとしたら何に使います? これまで諦めてたものを買おうとしません? もちろん全部貯金する人もいるかもしれない。一銭も使わないって人もいるかもしれない。でもそれは少数ですよ。少しでもあなたが何かしら必要な物を手に入れてくれれば、あなたの消費は誰かの所得に、誰かの消費は誰かの給料に変わっていく。その循環を大きくしていった結果、7年間、全体的に賃金も上がっていくっていう計算になってるんですね。

やるしかないんじゃないの? 一部資本家、一部大企業だけが儲かり続けてきた30年。大企業は過去最高益、毎年のように繰り返している。そしてこの12年間で新たに溜め込んだキャッシュ、現預金、大企業139兆円。世界で2番目に大金持ちが多い国、それが日本。超富裕層、富裕層、いわゆる大金持ち、この2年間で新たに溜め込んだ新たに生み出した新しい資産は105兆円。あるところにはあって、ないところばっかり広がっていってる。これはすべて政治の場でつくられたルールによってなんです。このルール変えにいきましょうよ。まずは消費税をやめる、失われた30年を40年にしない。心ひとつに、れいわ新選組にお力を与えてくださらないでしょうか。でね、「気持ちはわかったよ、山本さん。でもね、あんたたち、そもそも数が少ないんだから、そんな消費税廃止っつったってできるわけないでしょ」そう思われる方に最後に一言申し上げたい。れいわ新選組、2019年、山本太郎1人で旗揚げ。バックに宗教もなし、バックに大企業もない。この国の未来を憂う、不安、そういうものを抱える人たちが自分1人の票を横へ横へ拡げてくださった。結果、6年で14人の国会議員が生み出されました。2019年、旗揚げしたときに、私は政策のビラをつくって国会の中で配った。一丁目一番地、消費税廃止と書かれたもの。国会の中の反応は? 「馬鹿なんじゃないか、おまえ。国民が30年、当たり前に自動的に払うようになったこの消費税を、今さら減税してくれるなんて思うわけないだろう? 廃止? そんなの無理だってみんなが思うことだ。おまえ、このままいって大丈夫か? やめといたほうがいいんじゃないか?」散々言われました。でも待ってほしい。この6年の間に数が少なくても、国会の中で一人ひとりの購買力を上げ、社会全体にお金を回し、そしてこの不公平な税制を変えていくという必要性を、つまりは消費税は廃止にすべきだという声を国会の中でしつこくしつこく揺らし続けた。この6年、国会の中と国会の外でしつこくしつこく愚直に揺らし続けた。結果が出ました。この選挙、自民党以外すべての政党が消費税減税に舵を切ってきた。つまりは何か? 数が少なくても風穴は開く、その風穴は、より大きくなっていっている。新聞などの世論調査、皆さんご覧になってますか? 消費税減税および消費税廃止、これをやったほうがいいという方々、合わせて7割以上。何が言いたいか? 風は吹き始めてますよ。風は吹くまで待つんじゃない。自分たちで風を起こしていくんですよ。その先頭にれいわ新選組を立たせていただきたい。消費税廃止、ぜひあなたのお力を貸してください。長い物に巻かれない、嘘つかない、決して諦めない、れいわ新選組。ある意味での国会の中での絶滅危惧種、こういった者たちの力を拡大させてください。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。全国どこの投票所からでも比例は「れいわ」とお書きください。よろしくお願いをいたします。

ああ、ようしゃべった。14分しゃべりっぱなし。すいませんね、この辺りの気温を勝手に1人で上げてしまってるかもしれません、申し訳ございません。でもね、やれるんですよ。やれないことなんてない。やれない理由があるとするならば1つ、大人の諦め、これだけです。世界で1つ、先進国で1つ、30年不況が続き、労働環境を壊され、税の取り方も歪められ、そしてこの社会が大混乱しているっていうのは政治から手を引き、政治を考えることもやめて、そしてこの国を諦めてしまった。そんな多くの大人たち、大きな責任があると思ってます。これまで政治を放置し続けた1人の無関心、山本太郎、その先頭だったと思います。でも、気付いてしまったからにはやるしかない。本当に若い人たちに申し訳ない。誰かが困ってたとしても、社会がどうなっていたとしても、自分の人生しか考えてこなかった。でも、この社会がどうなっているかを知った。そのときに気付いたんです。この社会、壊したのは自分だなって。だからその責任を取って、国会の中でさまざまなことを変えていくっていうことに足を踏み出しました。れいわ新選組山本太郎と申します。どうか、れいわ新選組、100%ボランティア政党、あなたのお力で横に拡げていく。さらに、れいわ新選組に議席を持たしていただきたいと思います。水飲みます。主食のコメさえも食べられない国ですよ、皆さん。コメが高い? コメがない? 狂ってますよ、こんな国。主食も国民に食わさないような国が国民の生命財産を守りますって、一体何を寝言を言ってるんですか。

最後にこれだけ話しますね。コメ騒動はありました。コメがない、コメの価格が高過ぎる、いろんな問題あった。これって最終的には小泉さんが出てきた。ありがたやありがたや、小泉様。あなたが出てきたおかげで、コメは手に入り安くもなりました。そんな話にされている。騙されちゃダメですよ、皆さん。1年間放置されたんですからね。このコメ問題が表に出てきたのはいつだったか? 2024年2月。日本農業新聞がコメ不足を報道。その同じ年の6月、農林水産大臣、コメは足りてるし価格の高騰はないと言い切った。その年の10月、当時の農水大臣が辞めるときに言ったことは、「備蓄米を出さないという決定は間違いではなかった」っていう発言をしてるんです。最終的にどうなりました? 2025年2月、備蓄米出すことになってます。つまりは何か? 事の始まりから小泉の終わりまで、すべて自民党ですよ。何やってんの。火つけた人間が、放火した人間が、消火器いかがですか? 言うてる話ですよ、これ。自作自演じゃないかよって。いい加減にしろ。しかもです、ものすごく困ってる人たちが多い世の中です。6割の国民がしんどい、生活しんどいって言ってる中でさらにしんどいのは貧困、低所得。ここに対して国はコメを出してるんですね。そういう、コメが手に入らないという世帯に対してコメを出してます。どこに出してますか? 子ども食堂、フードバンク。2024年、政府がそういったところにコメを提供した量は1200t。1200t。これが多いのか少ないのかわかりづらいですよね。一方で子どもの貧困問題に関わるNPOが、貧困家庭の子どもたちがちゃんとご飯を食べられる1年分と考えたときに試算をしました。どれくらいの量だった? 10.5万t。10.5万t。政府が出したのは1200t。つまり、必要量の1.1%しか提供してないんですよ。こんな状況でも、困ってる人に対してもこんな態度。自己責任でよろしく。こんな社会やめにしましょうよ。あなたが生きていく上で困るとき、困りそうなとき、まず最初に手を差し伸べるのが国や行政であるべき。何があっても心配するな、そんな国をみんなでつくっていくしかないんですね。

じゃあこのコメ不足みたいなことに陥らないためにはどうしたらいいか? 今の農家、農業従事者、70%を超えてるんです、高齢者。つまりは何が言いたいか? 5年後10年後の農業、日本の中に存在してるんですか? 皆さんそのときにコメ不足どころじゃなく、それ以外のものも手に入れられてますか? そう考えると今から大転換する必要があるんです。つまりは何か? 時給10円というような米農家のままにしておいたら、それを多少、実入りが多く入るようにしたところで日本の農業の衰退は止められない。だから今から大転換するんですよ。例えばですけれども、アメリカ。アメリカという国は農業、むちゃくちゃ強い国ですよね。それには理由があるんです。農務省予算、日本で言うところの農林水産予算みたいなもの。農務省の予算の7割。7割を使って貧困世帯、低所得世帯に対してクーポン出してるんです。これで食べ物が貰えるよっていう、そこにお金いくら使ってるか? 農務省予算の7割、大体20兆円、毎年超えてるくらい。つまり何が言いたいか? 低所得、貧困世帯を支えるという、表向き。けれども本質は何かと言うと、国内でちゃんと農作物などを作ってくれる人たちに、そのお金で支え続けてるんですよ。作ったものは買う、心配するな。作れなかったとしても補償する、心配するな。十分な高値で買い取り、そして安く卸す。それくらい大胆なことをやっていかないと、この先の日本の農業はもう、潰(つい)えてしまうかもしれない。農業って、食べ物って、この国の安全保障の一丁目一番地ですよね。他国の輸入に頼っていては何かのときに止まってしまう。何かのときに止まってしまえば国民は飢えてしまう。そんなことは絶対に起こしてはならない。だからこそ、徹底した、農家の利益が最大化されるような国の買い取り、補償、これを進めていく必要があると思います。れいわ新選組の政策です。他にもさまざまな政策、ございます。どうか、れいわ新選組ホームページからチェックをしていただければと思います。どうか比例は「れいわ」、比例は「れいわ」でお力を貸してください、よろしくお願いをいたします。

すいませんね、いろんな政策があるんですけれど。はがきがないの? もっと喋れ? 時間がないから無理。すいませんね、全部政策しゃべっちゃったらもう終電なくなるからね。だからホームページをご覧くださいとご案内しています。すいません。皆さんにこの後ですね、山本太郎とツーショット写真、お時間ある方は撮って帰っていただきたいんです。そんな写真撮って誰が得するんだよって、よくご質問いただきます。誰も得しません。すいません。今日という日の思い出でございます。撮っていただいた写真、ネット上にあげるなどご自由にどうぞ。ネット上にあげられる方はコメントを添えていただける方、歓迎します。そのコメントの内容が、れいわ新選組や山本太郎にとってマイナスにしかならないコメントでも歓迎します。なぜ歓迎するか? 今の日本社会の中で政治の話をすること、タブーじゃないですか? 家で、会社で、仲間内で、どこの居酒屋入っても、喫茶店入っても政治の話で溢れてる、そんな景色見たことあります? ない。政治の話をする人ってなんか空気読めないよね、そういうのっておかしくないですか? だって、この国のオーナー、最高権力者は誰ですか? 総理大臣じゃないです。あれは雇われ店長、今の店長もそのうちクビ。この国の最高権力者、日本という国の株主は皆さんですよ。株主が会社のことについて一言も喋りません。そんなことあり得ます? あり得ない。どんどん喋っていきましょう。みんなでコミュニケーションして政治を揺らしていきましょう。そのために、ぜひ入り口として、山本太郎と撮った写真、私たちにとってマイナスのようなコメントでも発信しちゃってください。それを受けた人々が、周りの人々が「こういうこと言っていいの?」「こういう感想を述べてもいいんだ」、そういう風に正直に自分の政治への気持ちを語ってくれる人たちも増えていくかもしれません。あなたの発信が、この社会を変えていくスピード、変化をもたらすかもしれない、とにかくみんなでやっていきませんか? よろしくお願いいたします。この後、写真を撮って参ります。アンチの方でも冷やかしでも大歓迎、よろしくお願いいたします。

さぁ、写真を撮る前にインフォメーションです。今、私が手元に持っているこの封筒、ぜひお帰りの際にお持ち帰りいただきたいんです。最初にお詫び申し上げます。この封筒の中には現金が入っておりません。ごめんなさい。自民党じゃないんで入れられません。申し訳ございません。これは何かと申しますと、公職選挙法、選挙にまつわるルールに則ったもので選挙ツールとして許されてるものです。この中身を開けるとはがきが入っているっていう代物なんですけれど、趣旨をお話すると、全国のあなたのお友達をご紹介いただけませんか?というものです。簡単に言えば、あなたの1票から、2票3票4票と横に拡げていく。私たちのような小さなグループが大政党と正面からガチンコでやりあう、そのためには大きくしていく必要があります。この公選はがきと呼ばれるこの封筒、かなり大きな力を私たちに与えてくれます。どうかご協力いただけないでしょうか? 中身を開けますと、はがきが入っています。はがきを裏返しますと、宛名宛先が空欄になっています。あなたのお友達、連絡先をご記入いただき、一言あなたからのメッセージを書いていただく。書いていただいたはがきは、そのままポスト投函されてしまうと無効になってしまいます。ルールが厳しいんです。書いていただいたはがきは必ずこちらの封筒に戻していただき、封筒ごと、ポスト投函。細かいこと言ってすいません。詳しい話はこの封筒の中に説明書きが入っております。ぜひ1枚でも多くあなたからのはがき、お待ちしております。これが私たちの力を大きく伸ばすものになりますので、どうかお持ち帰りの程よろしくお願いをいたします。

そしてもう1つ。あなたのお家に壁がないですか? 壁。「あるわよ、壁は。夫婦間の冷たくて高い壁が」、そういう話してません。家庭内の話ではございません。こちらです。ポスターを貼っていただきたいんです。あなたのおうちに外壁はないですか?というお尋ね。あなたのおうちにない場合には、友達の家、友達のお店、どこでも結構です。ルールは壁の持ち主が許可をしてくれたところであるならば、どこでも貼れます。テレビ・新聞、れいわ新選組、あんまり取り上げないんですね。余計なこと言い過ぎて嫌われてるのかもしれません。なので、あなたのおうちの壁などを使って、「こういう選択肢もございますよ」ということをぜひ示していただきたい。よろしくお願いをいたします。選挙中にも貼れるポスターでございます。よろしくお願いいたします。そしてもう1つ。裏金問題、ありましたね。数千万円に及ぶ裏金。国民の6人に1人が貧困。高齢者の5人に1人が貧困。一人暮らし女性4人に1人が貧困。ね。そしてひとり親家庭、2つに1つが貧困なのに、自民党の議員たちは数千万円に及ぶ裏金。「いいご身分でございますわね」って話だったんですけれども、コメの問題で全部吹っ飛んじゃったんですよ。ね。1年間放置してたのは、この問題を矮小化するつもりだったんじゃないか? 私はそういう風に見ています。話はちょっとずれてしまいましたけれども、なぜあれだけのお金を彼らは溜め込み続けるのか? 簡単なんですよ。一番の狙いは選挙です。選挙のときにお金を配る。おそらくこれがメインでしょう。それだけじゃない。大臣になりたい、何かポジションが欲しい、そういったときにも金を配る。そういうことが中心でしょう。でも彼らは嘘を言ってない部分があります。それは何か? 政治には金がかかる、これは本当です。だから金を持ち続けている者たちが権力を維持し続けてるんですね。この選挙も例外ではございません。例えば選挙区。選挙区から1人立候補するのに入場料のみで300万円。比例区、比例から出るのに、1人立候補させるのに入場料だけで600万円。これ、入場料のみの話。れいわ新選組、今回、24名立候補。合計で1億円を超える入場料の支払い。それだけじゃない。事務所、車、印刷物、さまざまなものにお金が吹き飛んでいって数億円、これ流れていく状態でございます。何が言いたいか? もしあなたの無理のない範囲で、ワンコインでも、何かしられいわ新選組を応援していただけるんだったら、ご寄附のほう、よろしくお願いをいたします。こんなご時世でございます。無理はしないでください。よろしくお願いをいたします。今、ご紹介をしました公選はがき。こちらですね、このはがき、この封筒、そしてポスター、そして無理のない範囲でのご寄附。もしもご協力いただける方いらっしゃいましたらこちらのテントのほうで受付をいたします。どうかよろしくお願いをいたします。ありがとうございます。

さぁ、それでは山本太郎とツーショット写真、一体、誰が得をするかわからないというような企画ですけれどもこれからやって参りたいと思います。先頭どちらにしましょうか? 先頭と書かれたプラカード、赤い棒を振っている方がいらっしゃいます。あの方の前に立っていただいた方から順番に撮って参ります。高齢の方、障害をお持ちの方、小さなお子様をお持ちの方、そしてもう昼休みが終わってしまう、時間がないという方いらっしゃいましたら、スタッフのほうまでお声掛けください。優先的に撮らせていただきます。時間がないという方、もう勝手に撮ってください。自由です。ほぼ肖像権ないのが山本太郎です。自由にやっちゃってください。よろしくお願いをいたします。閉塞感だらけの世の中。凝り固まった居眠りだらけの国会。ここに緊張感をもたらすのが、れいわ新選組。どうか、だるっだるゆるっゆるの国会にピリッとした風を吹かせるれいわ新選組。数が小さくても風穴を開け、その穴は大きくなってきている。消費税は廃止に。あなたのもうひと押し、お力を貸してください。全国どこの投票所からでも比例は「れいわ」、比例は「れいわ」でお力を貸してください。ありがとうございました。

山本太郎:
れいわ新選組代表山本太郎と申します。一般的にですね、訴えをした後、訴えをした後にマスコミの方々がいらっしゃって、その方々の質問を受けるっていう囲み取材っていうやつがあるんですね。で、これからそれをやろうと思います。普通はたぶん隅っこのほうとかで何かやりとりしてて、なんかごちゃごちゃしてるなっていう景色が見れると思うんですけど、実際にどんなやりとりがされてるかってことは普通は見れません。私たちは公開しながらやってます。それではご質問あるマスコミの方、いらっしゃったら順番にどうぞ。

記者:
フリーの記者の横田ですけども、参政党が神谷代表が「れいわは移民賛成だ」という発信をしてそのあと撤回しましたが、支持者の間でやりとりが続いてます。移民政策に対するお考えと、あと参政党の立場をどう思うかお聞かせください。

山本太郎:
まぁ、デマを拡散してくれたってことですね。それに対して「それは間違ってました」ってことを言ったってことだと思います。でも一方で支持者の方々の中にはそれをまだ引きずってらっしゃる方もいらっしゃるということだと思います。まぁ、印象操作ですね。で、そもそも移民政策ってものに対してれいわ新選組がどういう考えを持ってるかっつったら反対です。移民政策には反対。よその国の人間連れて来て、この国に住んでもらおうっていうようなこと自体が間違いです。この国は古くから安い労働者、つまりは低賃金労働者を奴隷使いするためにずっと入れ続けてきたんですね、形を変えながら。実習生ってものも奴隷使い、ずっとされてきました。安い労働力が欲しいばかりにそのような使い方をずっと続けてきたってことです。で、一方でそれを形を変えて特定技能とかっていう形で実質の移民というような政策に移行していってるんですね。世界的には1年以上同じ場所に住み続けるってことが移民と言われますけれども、実際、それに当てはめてしまうと日本の現在の特定技能なども、これはもう移民であることは間違いがないです。一方でそれに関して政府は「移民ではない」と言い続けているっていう。だから嘘をつきながら、ずっとそういうことを続けてるっていうのがあまりにも有り得ない話だってことです。移民を受け入れるのか、受け入れないのかということに関して国民的議論も全く抜かした上で、事実上の移民を移民ではないと言いながら引き続きやっていくっていうのは、あまりにも有り得ない。どうしてそんなことやるんですか?ってことなんですけれど、これはずっと古くから資本家側のほう、経団連のほうからそういった奴隷使いできる外国人を大量に入れろってことは昔から言われているわけですね。で、形を変えて今は特定技能みたいな形になってますけれども。だからそういうことを目の前にいる外国人に対して「おまえら、出て行け」って言うのは筋違いなんですよ。どうしてかっつったら、そういうルールがあるから来たんですよ。だとするならば、それに異を唱える者がいるんだったら経団連や自民党に直接言いに行かなきゃダメなんです。どうしてこんなルールつくったんだ?って。何をやってんだと。日本国内の雇用を壊すつもりか? ということを言わなきゃいけないんですけれど。まぁ、ある意味でのエセ保守と言いますか、バッタもんの保守みたいなやつらはそういうこと一切しないんですね。私たちのような者に「移民政策賛成」だってレッテルを貼ったまま終わって、逆に言ったら排外的なことが拡がるようなことしかやってない。本当に移民政策がダメだって言うんだったら、どうして自民党を詰めないんだ? どうして経団連に対して凸しないんだ?ってことですよ。で、私たちは基本的には今の日本のルール上、入って来てしまった人たちっていうか、入ってくれている方々に対しては、これは当然、基本的人権は守られるべきです。日本国内にいてる人間であるならば何人であろうと基本的人権は守られるっていうのは、これは先進国では当然のことですから。一方でその入れ方という部分に問題があったからこそ、私は一人で牛歩までしたってことです。はい。なので話戻ると、移民政策についてどういう見解ですか? 私たちは移民政策自体に反対です。海外から日本に働きに来ている人たちは、そもそもがそれぞれの母国の発展のために力を尽くせる、そんな力を持った人たち。それを横取りしてくるな、そういうことでございます。


記者:
はい。お願いします。

山本太郎:
すいません。巻きでいってくださいね。

記者:
はい。奈良テレビ放送です。よろしくお願いします。れいわ新選組さんは奈良県選挙区では候補者お立てになってらっしゃらないんですけれども、今回のこちらでの訴えというのは比例票の積み上げというところがテーマになってるかと思うんです。で、各地をお回りになってる中で今日のこの奈良の街宣というのは、どのような手応え、体温というのを感じられましたでしょうか? 

山本太郎:
ありがとうございます。こんな昼の日中(ひなか)から街頭宣伝を聞いてくださるなんて、本当に有り得ないことですよ。もうできれば、もう涼しいとこ行きたいじゃないですか。それをやっぱり、この政治家が何を言うのか? それを耳を傾けてくださった方もいるし。で、支持をしてくださってる方もいらっしゃるし。で、それぞれの方々はやっぱり今の生活っていうものには、かなり逼迫している状態が拡がってるんだろうなってことが想像がつきます。で、それは奈良のみならず全国どこ行ってもそうです。はい。30年の不況にコロナで物価高でも事実上、放置プレイ続けてますからね。それを考えるならば当然、国民の困窮っていうところは拡がる以外ないと。ここに対して解決できるのは政治のみなんですけれども、政治が本当に体たらく過ぎる。ここに関して、やはり決してぶれることなく、消費税、これを廃止にするんだというような、もう既に国会で死に絶えたようなことをずっと6年間言い続けてきて、各党の政策にまで影響を及ぼしてるっていうのはかなり大きいことだと思います。減税どころかこれは廃止に向けても、これはこのあと風が吹くように、みんなで力を合わせてやっていきたいなって思わせるような、奈良の皆さんとのひとときでした。ありがとうございます。

記者:
すいません、あともう1問お願いします。参政党の政策、街宣聞いたんですけど、消費減税、積極財政、コメ増産、農家を守ると。れいわの政策、なんかパクったように見えるんですけど、どうご覧になっているでしょうか? 

山本太郎:
いろんな政党がれいわの政策を劣化コピーしてるんですね。申し訳ないけど劣化コピーなんです。でもそれはそれでいいです。つまりは消費税減税の「げ」の字も出てなかった国会の中に対して、れいわが6年粘り続けた結果、やっぱり状況変わってきてますね。消費税を減税するって方向には自民党以外はみんな舵切ってるわけだから。けど、それぞれの野党を見ても、やっぱり本気度がどこまでなのかはわからないんですよ。例えばですけれど、去年の10月に衆議院選挙がありました。そこでは維新と国民民主党は消費税減税を訴えてたんですけれど、議席を増やした後、去年ね、そこから今年の予算終わるまで、3月の終わりまでの間に、国会の中で政府に消費税減税を求めたかってことです。これ、国会図書館と調査室調べたら、それぞれ維新と国民民主は1回ずつ質疑で言ってるだけ。つまり何かっつったら、選挙前にぶら下げる人参の一種にしちゃってるってことです。言うのは簡単。でもその後ちゃんと国会の中で、しつこくしつこく揺らし続けるってことをやらなきゃいけないってことですね。なので劣化コピーをしてくれるのは歓迎。いや、歓迎じゃないな。できれば正確にコピーしていただいて、前に進めるってことが一番重要なことなんです。けれども、一方でそれが劣化コピーになってしまうということになっちゃうと、やっぱり質が下がっちゃう。それだけじゃなくて、約束したことも国会の中ではなかなかやらない、行動に移さないということになっていくと、これは目も当てられませんね。政治不信は深まるばかりなので。少なくとも各党挙げている政策に関して、共通する部分は1つでも前に進むような、何かしら選挙が終わった後にですね、協力関係みたいなものが野党第一党などによって音頭が取られるというのが一番の理想ですけれども。まぁ難しいかな。野党第一党があまりにも体たらくなんで。すいませんね、もう360度全部、機銃掃射してるみたいな(笑)、全部撃ちまくってるみたいな状態ですけど、国会の本当の姿を知らないと皆さん判断できませんよね。なので何が重要かっつったら、何があっても曲げないぞっていう者たちですね。長い物にも巻かれないし、で、何かしら途中で変更することもないと。ころころころころ、政策を、何かしら変更しながらですね、今、一番受けがいいものを言っていくというようなことを許さないっていう、やっぱり気持ちを有権者の皆さんに持っていただきたい。票を投じたあとも、その政党、政治家をやはり叱咤激励する、ある意味で監視しながらお尻を叩くってことは、これもセットで選挙なんだっていうことだと思います。すいません。大丈夫ですか? 奈良TVさん。 大丈夫ですか? わかりました。

さぁ、れいわ新選組代表山本太郎と申します。先ほど訴えをさせていただいて、今、マスコミの皆さんに質問していただいてる様子を皆さんに見ていただきました。消費税の食品のみ1年間だけ減税では、皆さんへの負担軽減は月々5300円程度です。これで今の物価高、乗り切れますか? 物価高からあなたを守り抜く。これって宣伝だけデカくないですか? それじゃ無理なんですよ。もっと大胆にやらなきゃダメ。30年の不況にコロナで物価高。6割の国民が生活が苦しく、中小零細バタバタ潰れてる。この状況で徹底的にこの国の経済を立て直すためには、まずは消費の喚起、そして需要の喚起ですね。それを考えるならば消費税は廃止。消費税は廃止にできます。あなたから取られた消費税はその一部しか社会保障に回っていない。消費税収の約61%は、大企業減税の穴埋めに使われている。つまり、あなたが消費税を払う義理なんてない。消費税をやめ、中小企業を支え、そして一人ひとりの使えるお金を増やし、全国津々浦々までお金が回って底上げされるということを、まず最初にやらなければ賃上げもない。設備投資もない。まずは消費の徹底した喚起、それを訴え続けているれいわ新選組、消費税廃止までどうか私たちにその先頭に立たせてください。あなたのお力で、あなたの1票を、2票、3票と比例は「れいわ」、全国どこの投票所からでも比例は「れいわ」とお書きください。よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

SNSやLINEであなたのご家族、
お友達、知人に広めてください!