【文字起こし&動画】囲み記者会見 山本太郎代表 2025年7月11日 石川・輪島市

投稿日:2025年07月12日(土)

山本太郎:
それでは、れいわ新選組代表山本太郎と申します。今日の囲み(取材)はですね、能登、輪島、門前からですね、お送りしたいと思います。今日は囲みということで地元メディアの方々に来ていただきました。よろしくお願いします。それではご質問ある方は手を挙げていただいて、で、マイクフォローしてあげてください。お願いします。ご質問ある方から、手を挙げていただければと思います。皆さんです。

記者:
北國新聞です。よろしくお願いします。今ほど仮設住宅のほう、回って来られたかと思うんですけども、聞き取り調査ということで、どのような声が聞かれましたでしょうか?

山本太郎:
ありがとうございます。北國さんの情報でも、仮設に住まわれてる方々がかなりしんどい思いをされてるっていうのは事前には知っていたんですけれども。実際、今日、住民の方々にお話を伺ったら、やはりこれから先を見たときに、公営住宅ですね、災害公営住宅。その家賃がちょっと高いというような声がありました。例えばですけれども、年金暮らしをしていて、月々2万5000円くらいの家賃になるのは、かなり生活が逼迫すると。じゃあ、どれくらいが一番持続可能というか、どれくらいが家賃としては助かるか? 「出せても1万5000円くらいだ」「1万数千円だ」って声がありましたね。他にもお話を伺った方の中には、3人家族の方で、で、おひと方は障害をお持ちだと。で、やはりそこで家賃が6万円。人数が増えれば、やっぱり家賃も上がっていくってことで。さすがに6万円っていうのは、ちょっと金額としてないんじゃないかな?って思うんですよね。で、元々の、この地元の不動産とかっていうことを見ていったときに、その広さで6万円っつったら結構なもんですよね、普通に考えて。3人暮らしで、やはりこの状況。はっきり言っちゃえば家を失い、で、収入もそんなに多くないってことを考えるならば、さすがにここは下げていくべきところだろうという風に思います。はい。他にもいただいた声としては、やはりガソリンの高騰っていう部分ですね。で、これはちょっと今日、スタンドとかに寄って値段はちょっと調べられてないんですけれども。過去に私、災害があってからは20回以上はお邪魔してるんですけれども、そのたびにスタンド寄りますけど、やっぱり能登、単価高いですよね。そう考えるとやはり、生活には絶対に欠くことができないっていう車。で、おそらく遠出などもなさること。ま、遠出といっても近場なはずなんですけれども、やはり1時間半、2時間かかる金沢とか考えたとしても、かなり燃料代っていうのが嵩むんじゃないかなという風に思います。そう考えると、これはもう一刻も早くガソリン価格が下がるってことを実現しなきゃいけないなとか。とにかくさまざまなお声をいただいたんですけれども、一番印象に残ったというか、お声として多かったのはそのような形ですね。

記者:
ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございます。他ございますでしょうか? はい。よろしくお願いします。

記者:
中日新聞です。先日、鶴保(庸介)議員の失言がございました。その失言の感想、受け止めと、その失言を受けてこの日程で奥能登に来たのか? それとも元々従来からこの時期に行こうかなと思っていたのか、その辺のところを伺えたらと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。選挙期間中に能登に入るってことは元々ありました。で、鶴保さんの発言を受けてってことではないです。たまたま時期がちょっと近くなっちゃったってことですね。できればもう第一声、能登で上げたいくらいでした、はっきり言えば。というのも予算委員会で、私は予算のバッターなんですけれども、そのときにはもうすべて能登のことしか聞いてないっていう状態なんです。それはなぜかと言うと、今の能登の復旧・復興っていう部分が、国が本気を出してくれないことには、この先、同じレベルの災害、それ以上の災害というのが必ず起こるので。逆に言えば、能登に対して国が手を抜く、本気でやらないっていうことになるならば、他も同じようなことになってしまいます。そこからの危機感で予算委員会では必ず、対総理っていうところでは、もうマストでこの能登半島の話という、この災害の話っていう、水害の話も含めてやってきたわけなんですけれども。はい。で、鶴保さんの話を受けてっていうことを考えるならば、「たま」ってどこやねん?って話ですね。はい。で、あの方は予算委員長やられてたので。で、もうしつこいくらい私がやり続けてるっていうことを考えるならば、その質疑さえも印象に残ってなかったのかな?と思うと、ちょっと考えるところはあります。でもこれは鶴保さん自身の考え方というよりも、災害に対する自民党的考え方なんだなって私は受け止めてます。鶴保さん個人の発言としての責任もあるでしょうけれど、私はこれはもう自民党的な考え方であるな、安定の自民党クオリティだっていう風に考えてます。

記者:
ありがとうございます。

山本太郎:
他いかがでしょうか? 大丈夫ですか。はい。どうぞ。ちょっと待ってくださいね。

記者:
先ほどの仮設住宅、回ったところで発言されたことをちょっと確認になるんですけども。能登のほうにはもう20回以上来ておられるというお話かと思うんですけど、20回以上でよろしいですかね。

山本太郎:
一時、カウントしたことがあります。どれくらい行ったんだろうか?っていうことを素朴に疑問に思ったら、その時点で20回で。それからも何回も入ってるので。もうおそらく、正式に数えればもっと数が増えると思うんですけれども。なので20回以上っていう風にまとめる形にしました。まぁ、始まりは発災後ですね。で、能登に入ったってことで。で、それは国会の中で、全政党に対して能登には代表クラスは入らないってことを決めた日に、私が入ってるんですね。で、カレーを食べたみたいなことで盛大に盛り上がったというか、叩かれたことがありました。だからそこを皮切りに20回以上は入らせていただいたと。でもやっぱりそれでも足りないくらいですね、はっきり言えば。で、なぜ、国会で取り決めた早い時期に、入らないってことを決めた時期に無理矢理入ったかってことですけど、入らないとわからないんですよ。現場行かないとわかんないんです。で、国会の中で一番重要な議論をするときが予算の時期ですから。で、特にこの予算の時期に、今、こうなっているからこの予算ではダメだと。何よりもそもそもが能登の災害が想定された予算ではなかったですよね、2024年の当初予算というものは。災害がある前につくられた予算だから。だからこそ補正が必要なんだってことを散々、党として、おそらくこれはもうれいわ新選組だけです。予算委員会の中で補正予算を求めるということを委員会の中で求め、それを委員会の要求事項に上げたってことですね。でもこれはもうすべての党が本当は要求しなきゃいけないことで、阪神大震災のときにも、これは通常予算と並行して進められたってことですね。能登の災害くらいのレベルであるならば、これは補正がすぐ準備されなければおかしな話ですから。逆に言えば、それが政府のスタンスだったわけですね。ま、だから、珠洲(すず)を「たま」と言うくらいの感覚っていうのは、これはもうあの方だけじゃなくて自民党全体、下手をすれば国会の中に、「まぁ、いいじゃないか、別に」と。「補正つけなくても、別で金出すっつってんだからいいじゃないか」っていうような感覚はあったと思いますね。「それより裏金だ。裏金のほうが問題だろ」っていうような感じが強かったんじゃないかなと思います。やっぱり地元に訪れることによって生の声を聞いて、本当に苦しんでる人たちの声っていうのがダイレクトに伝わると、やっぱりこれはもう動かざるを得ないんですよ。で、ダイレクトに聞かなかったとしても、もう現状としてこれは動かざるを得ないだろう、国会議員自身が。で、国会として政府としても、これはしっかりとお金をつけて、一刻も早い復旧を目指さなきゃダメなんだと。

例えばですけれども、この門前の近くの地域などでは、おそらく飲料水として飲める水が出たのは6月の終わりだったりとかっていうこともありますよね。電気が来たのも6月の初めでっていう。で、しかもこの輪島の市内で考えるならば、市道の50くらいが、50を超えるような市道がまだ不通だと。あり得ないですよ、はっきり言えば。だから災害が起こったときに何をしなきゃいけないかってことを考えたときに、その国の持てるすべてのリソースを被災地に注ぐと。で、一刻も早い復旧・復興というものを前に進めることが、やはり日本の全体の利益に繋がりますから。住民の皆さんの当然、これは生活にもね、関係することですけれど。国の威信をかけて、これは復旧・復興させるんだっていうことをやっていかなきゃいけないときに、やっぱり多くの国会議員が何度も足を運ぶということは、もうこれ通常にしたいんですよね。当たり前の話にしたいんですよね。ま、行くことによって何かしら「被災地を利用するのか?」とか、いろんなことがありますけど、何を言われても構わない感じです。ええ。じゃないと同じように今後の被災地、おそらく地震だけじゃなくてね、大雨だったりとか台風だったりとか、さまざまな災害が次々に襲う、1年通して様々あるっていうのがこの国なので。そこに対してすべての国会議員が危機意識を持って、とにかく次々に継続的に被災地に通っていく。そこでの課題は何なのかってことを洗い出して、必要なことを前に進めるっていう体制を進めないと、この災害大国において災害が起こったあとに、多くの人々が切り捨てられる。この国の一番脆弱な姿のまま取り残されるってことが拡大していくことを懸念してます。よろしいでしょうか? ありがとうございます。

災害というものに対しては私は、もう2013年の議席を得たあとからいろんな災害の場所にはお邪魔させていただいてました。けれどもこれだけ継続的に入らせていただいたっていうのは能登が初めてなんですね。なのでこれまでも政府に求めて何かしらやりとりはあったんですけれども、本格的に私自身が災害というものに対してしっかりと、ま、おそらく石破さんと同じ、申し訳ないけどそれ以上の思い あると思います。一方で、経済問題では石破さんって全く話し合いにならないんです。申し訳ないんですけど、経済的にはオンチです。経済オンチと呼ばれる部類の人。で、ここで話し合いしても全くの平行線なんですけど、能登に関しては岸田さんよりも、安倍さんよりも前に進めたいっていう個人的な思いはかなり強い方ですね。なので自民党すべてが悪いとは言いません。なので、少なくとも次の参議院選挙で自民党が減るってことになった場合にですね、そのトップが代わるってことがあったとしても、災害への危機意識は石破さんを下回るようなことは絶対にあってはならないなと思います。だから経済的には、もうはっきり言っちゃったら石破さんは全然ダメだけれども、災害に関しては他の歴代総理大臣よりもいくらかはマシです。だから自民党の中で別の総理大臣になるんだったら、石破さんのほうがまだマシかなと思ってます。で、野党第一党が総理大臣になるくらいだったら、まだ石破さんのほうがマシかなと思ってます。それは災害大国日本において、これから災害対応していくってことを考えたときに、これまでの人たちを考えた場合に、彼は他とは違うということは言いたいです。もっとやれることはたくさんあったはずですけれども、でも、それでもこれまでの総理大臣はやってこなかった。石破さんのおかげで前に進んだことは結構あります。全然足りてないですけどね。はい。すいません。どうだろうな。最悪の中からどれを選ぶみたいな話になっちゃってるとこは申し訳ないんですけれども。はい。なので一刻も早く私たちが議席を増やして、この災害対応という部分に関してさらに力を入れられるように頑張りたいです。誰が総理大臣になったとしてもってことです。すいません、ありがとうございます。

記者:
すいません、質問いいですか。

山本太郎:
どうぞ。

記者:
今、おっしゃられていたことのまとめで、参議院としては与党を過半数割れに持ち込むことが目標だけども、その中で、もし自民党政権が続投するんだと、少数与党の状態で自民党政権が続投するんだとしたら石破総理のほうがまだいいと考えているっていうまとめでいいですかね?

 

山本太郎:
経済的にはダメです。全然ダメです。だからここは多数派となった野党がちゃんとイニシアチブを取って、一刻も早い減税であったりとか、ガソリン、これの価格が下がるようなことっていうのは力を合わせてやっていくべきだと思うんです。で、それ以外の部分で石破さんのいいところはどこかっつったら、私は災害っていう部分と、あと日米地位協定っていう部分に対して、改正するならばこの人くらいしかいないんじゃないかなと思ってます。ほとんどの者たちが対米従属であるし、で、それがかなりタカ派と呼ばれるような人たちが次の総理大臣として目論まれている部分があると思うんですけど、彼らはおそらく災害対応は無理です。はい。自民党の災害対応というのは決して褒められたものではないけど、その中の一番マシな人が石破さんであり、で、実際に私が求め続けてきたことも前に進みました。豪雨災害があったときに、本当は自衛隊を入れるべきだったんです。3要件満たせてたはずなんですけれども、知事も自衛隊出してほしいって言いましたよね? でも最終的に知事はもう大丈夫だって言い出しました。これはもう自民党内の話し合いです。はっきり言えば。だから逆に言ったら、自衛隊を、自衛隊から出したくないような素振りを見せられて、それに飲み込まれちゃった形ですね。これは許せません。はっきり言ったら。国防の一環である災害対応という部分に関しても、これは民有地に関しても、土砂災害を一気に終わらせるっていうようなことが人海戦術できんのは自衛隊だけですから。ある意味で一気にやるべきとこだったけれども、それはやらなかった。だからそこに対してずっと詰めていったら、最終的に受け入れてくれたことは何かって言ったら、重機。重機を国が無料で出すってこと。で、それに対して燃料も出しますってことを決めてくれた。で、そこに対して、幅はコミュニティを守るということで11の範囲まで拡げてくれた。これは学校とか保育園、他にもさまざま、集会所だったりとか、あと畑ですね。他にもお神輿を救出するとか、いろんなものに対して、これは国の金で重機を入れ、そして燃料を使えるようにするってことを、能登だけじゃなくて、今後の災害起こった場合にそれも対応するってことを、その災害の対応のマニュアルの中に入れてもらったんですね。だからある意味でこれ、画期的なことなので、そういうことを岸田さんのときにも安倍さんのときにもお願いしてきたけど、返事はいいけど全く動かない人たちだったんです。それと比べるならば石破さんは、私は、足りてはいないけれども、仕事はしてないわけじゃなかったな、そう思います。で、今、お話を伺ったところでも、まだまだ仕事は足りてないけれども、それを動かせるとするならば、自民党の中で災害に関しては彼が一番マシであろうと。それは彼自身に災害に対しての思いがあるからだろうという風に私はやりとりしてて思いました。そういうところです。すいません。ありがとうございます。さぁ、ということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。え? まだ続いてますか? ありがとうございます。というわけで、選挙活動中なんですけれど、1票入れてくれっていう活動はもうほとんど何もしてないんですね。なので中継をご覧の皆さんに、れいわ新選組は災害からも、自然災害からも経済災害からも政治が国民を守る。この国に生きる人々を守るという考え方です。「何があっても心配するな」。そういう国づくりをするためにぜひお力を貸してください。全国どこの投票所からでも比例は「れいわ」、比例は「れいわ」とお書きいただけます。みんなでつくっていきましょう。「何があっても心配するな」。そんな国を。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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