【文字起こし&動画】山本太郎代表×かばた健吾(大阪選挙区 公認候補)×伊勢崎賢治・奥田ふみよ(全国比例 公認候補)  2025年7月11日 京橋駅

投稿日:2025年07月12日(土)

奥田ふみよ:
大阪にお住まいのこの国の最高権力者の皆さま、この国の主権者の皆さん、こんにちは。私は福岡県糸島市に住んどる3人の子どものお母さん。博多もんやけん、博多弁でしゃべっていいかいな。あのね、ごめん、大阪弁しゃべれんとよ。私、全国比例で立候補しとうけんね。2枚目の投票用紙は個人名で「奥田ふみよ」って書いてくれんですかね? その理由はただ1つ。みんなで笑って暮らせる社会に変えたいと。私は3人の子どものお母さんで、ピアノの先生。ど素人ですよ、政治の。でもプロの政治屋って、何してた? 何のプロだった? 詐欺師のプロじゃないか。私たち市民から税金巻き上げて金持ちにしか配らないじゃないか。そんな政治、子どもに残せますか? おじいちゃんおばあちゃんがたっぷり税金払ってきた、あなたもたっぷり税金払ってんのに、過去最高額の78兆円の税収、どこに流れとうと? みんなもっと怒らんと。今の政治は私たちのこと守らんよ。じいちゃんばあちゃん、子どものことも絶対守らん。私のことも守ってくれん。やけん、私はおかしいことにはおかしいだろって声を上げるために、市民政党、憲政史上初の市民政党から、ここから、れいわから立候補しとるんです。市民のための政治に一緒に変えようよ。絶対諦めたらいかん。諦めた途端に政治が腐るんですよ。主権者教育がなっとらんけん。奥田ふみよは子どもの、この学校教育を改善したい。あなたはこの国の最高権力者なんだよっていう主権者教育に変えたいと。すぐ諦める学校の指導しかせんけん。やけん一緒に笑って暮らせるために、このれいわの経済政策と子どもたちの教育変えて、みんなで子どもたちを守ろう。れいわ新選組の奥田ふみよです。2枚目の比例の投票用紙は、どうぞ個人名で「奥田ふみよ」、「奥田ふみよ」って書いてください。おばあちゃんが言いおったと。諦めたらね、どんどんみんな戦争で殺されていったんはね、みんな諦めて、気づいたときには遅かったんよって。310万人も殺されたやけん、もう二度と戦争させない。そして飢えさせない、子どもたちを。そのために、れいわ新選組と一緒に市民のための政治に変えよう。2枚目の投票用紙は、個人名で「奥田ふみよ」と書いてください。腐れ政治を大掃除。ありがとうございます。

かばた健吾:
皆さん、こんにちは。皆さん、こんにちは。れいわ新選組大阪選挙区候補のかばた健吾と申します。大阪選挙区候補です。れいわ新選組から立候補しております。大阪選挙区、つまりは大阪府民全員の有権者の方、1枚目の投票用紙、「かばた健吾」と書いていただけるんですよ。かばた健吾です。かばた健吾。れいわ新選組から立候補させてもらっております、かばた健吾です。私、かばた健吾は、4人の子どもを育てながら20年間、福祉の現場で働いてきました。初めの5年間は高齢者の介護。そして16年間、障害者の介助、介護福祉士として、相談支援専門員として働いてきました。相談支援専門員。障害当事者と一緒にさまざまな運動に参加してきました。障害当事者の声が聞こえなければ、一緒にデモなどを行なってきました。そこで見えてきたことを、16年間、障害者と一緒に働いてきたんですけれども、もちろん5年前は高齢者の介護もしてきました。20年以上働いてきた中で見えてきたことは、やはりこの福祉業界、ヘルパーさんがすごく不足しているんですよ。ヘルパーさんがすごく不足しています。給与が安いんですね。給与が安いんです。ここにしっかりと予算をつけていかなければなりません。子ども4人を育ててきました。介護、保育、そして教育、ここにしっかりと予算をつけていきます。私、れいわ新選組大阪選挙区から立候補しております、かばた健吾、かばた健吾です。1枚目の投票用紙には「かばた健吾」とお書きください。よろしくお願いいたします。かばた健吾です。かばた健吾です。よろしくお願いします。

山本太郎:
れいわ新選組代表の山本太郎と申します。お仕事、お疲れ様でした。これからまたお仕事に向かわれる方もいらっしゃるかもしれません。もしその隙間でお耳を傾けていただけることができるならば、ぜひ話を聞いていただきたいと思います。まずは先ほどマイクを握っていた、かばた健吾、もう一度上へ。大阪府民の皆さん、どうかお力を貸していただきたい。あなたの1票、1票と言わず横に拡げて、どうか大阪にお住まいの皆さんには、かばた健吾、かばた健吾にお力を貸してください。親の介護してる人、もうすぐ介護しなきゃいけない人。それどころか、親を送ったあとは、今、おそらく氷河期世代、ロストジェネレーションの皆さんも、そのうち介護を受ける身です。もうこのままじゃ介護がもたない。だからこそ現場でやってきた、気持ちだけで支えてきた、そういう人間をどうか国会に送っていただきたい。よろしくお願いいたします。大阪にお住まいの皆さんには、選挙区、かばた健吾、かばた健吾でよろしくお願いいたします。ありがとうございます。そして、全国どこからでも比例の投票用紙、全国どこからでも比例の投票用紙には、ひらがな3文字で「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

さて、れいわ新選組代表山本太郎、皆さんに訴えをさせていただきたいと思います。まず、大阪は景気が良いんですか? 悪くないでしょう。万博とかいろいろやってんだから。景気良いんでしょう? 大阪。普通「ぼちぼちでんな」って返ってくるんじゃないですか? 大阪は。そんな余裕もないくらい苦しんでいる。そらそうですよ。全国いろんなとこ回ってます。これは選挙じゃないときにも、ずっと回っていろいろな人たちとコミュニケーションしてますけど、どこも景気悪いんですよ。で、みんな生活大変やって言うんです。それもそのはず。厚生労働省、厚生労働省の調べによると、国民の6割、6割が生活苦しいって言ってるんです。ほとんどじゃないですか。多くの方々が生活が苦しいという日本。そこに加えて、2024年、バタバタ潰れてるんです。中小零細企業。1万件超えてます。しかも、過去最高に倒産しているという業種、少なくとも28業種です。繰り返します。6割の国民が生活苦しい。そして中小零細はバタバタ潰れている。過去最高の倒産をマークした業種は28業種。じゃあここに対して政治は何をやるべきですか? 先日、150日間開かれた通常国会、幕を閉じました。

そこで決まったようです。これから政治がやるべきこと。政府、「2万円配ります」。それでなんとかなる? 野党第一党、立憲民主党は? 「食料品だけ1年間のみ消費税減税」。平均的家庭で1ヶ月5300円負担軽減。これでなんとかなりますか? なるわけないやん。役に立たん。国民のことちゃんと見てない。皆さんは物価が高くて大変だ、そう思い込んでるかもしれません。違うんです。物価高だけじゃない。日本という国は、30年です。30年。先進国で唯一、30年、経済不況が続く国、そこにコロナが来た。立ち直る前に物価高になってる。つまりは三重苦で苦しんでいる。そうであるならば政治は、ここから国民をどう救済し、中小零細事業者を倒さないようにするかっていう大胆な政策打たなきゃダメなんです。なのに2万円だの1年だけ減税だの、とぼけたことばっかり言い続ける。これじゃもたない。失われた30年は、このままでは40年になってしまう。だからお力を貸していただきたい。れいわ新選組「消費税廃止」を訴えております。お力貸してもらえないですか? 「『お力貸してくれ』も何も、山本さん、消費税廃止しよう思うたら、あんたらだけの議員の数じゃ無理やろう」。そう思われた方、そうでもないですよ。考えてみてください。2019年、山本太郎1人で旗揚げしたれいわ新選組。バックに宗教もない、バックに大企業もない。私たちのバックは、この国の未来を憂う一人ひとり。1人が2人に拡げ、2人が3人に拡げ、その状態で6年経った今、14人の国会議員を生み出しました。2019年ですよ。旗揚げしたときに一丁目一番地に掲げた政策、これ「消費税廃止」だったんです。そのとき国会で笑われましたよ。「馬鹿だな、誰もが当たり前に払ってる消費税、30年払い続けてんのに今さら減税してもらえるとも思ってない。廃止なんてできるとも思うわけないだろう。山本太郎、終わったな」、そう言われたんです。でもそこからの6年、小さなれいわ新選組が風穴を開けた。国会の中で揺らし続けた。なぜこの国に消費税廃止が必要なのか? 人々の消費を喚起し、そしてこの国の30年、失われた需要を喚起し、そして中小零細に息吹き返してもらうためには消費税廃止必要ですよと、しつこくしつこく6年間、国会の中、国会の外、力合わせて揺らし続けた結果、この選挙で、あることが起こった。それは何ですか? 各党のマニフェスト、公約見てみてください。自民党以外すべてが消費税減税に政策を変えてきてます。風穴開くんですよ。穴は大きくなるんですよ。それだけじゃないです。新聞などの調査を見てみると、消費税減税、消費税廃止、それらを望む声は7割を超えてます。もう風は吹いてます。さらに風を吹かしてください。そのためには、絶対にぶれない、長い物には巻かれない、そして自分たちの出している政策は妥協しない。そういったれいわ新選組を、私たちの議席を増やしていただきたい。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」にお力を貸してください。よろしくお願いいたします。

「心意気はわかりましたよ、山本さん。でもね、消費税なんてやめられるわけがないでしょう? だって社会保障の財源なんだから」っていう方のためにお話をいたします。れいわ新選組代表山本太郎と申します。消費税、どうしてやめられないんですか? そんなの無理だって言う方にお聞きしたい。多くの方々はこう答えるでしょう。社会保障の財源だから。本当ですか? それ。残念ながら消費税が上がるたびに下がり続けてきたのが大企業などが払う法人税です。残念ながら皆さんから搾り取られた消費税は、その一部しか社会保障に回されていません。この30年を振り返ってみれば消費税収、消費税収の約61%が大企業減税の穴埋めに使われていたと言える。つまり、あなたが消費、物を買うたびに取られている消費税は、あなたのために返ってくるものではない。これが消費税の実態です。そうであるならば消費税なんてやめてしまえばいい。消費税をやめたらどうなる? あなたが使えるお金、年間で30万円増える。月に直せば2万5000円。この物価高の中で2万5000円あったら助かりません? 良いコメ買えるんじゃないですか? 今こそ消費税廃止しようよ。あなたの財布のためにも。ただしそれだけじゃない。この国の中小企業、バタバタ潰れてます。中小企業とはこの国の屋台骨。この国の9割以上、企業と名のつくものは中小企業なんですよね。この国の労働者の7割、中小企業で雇われてますよね。まさにこの国の屋台骨。この中小企業が一番苦しんでいるものが消費税なんですよ。「税金払えずに申し訳ございません」、税の滞納。この税の滞納の54.8%を占めるのが消費税の滞納です。払えてないの誰? 中小零細、地域企業ですよ。これらが倒れていったらどうなる? その地域で回ってたお金は減る。従業員が解雇されれば、その人たちがそれぞれの地域で自分たちの生活のために回してたお金も回らなくなる。さらなる不況ですよ。今、何をするべきか。消費税をやめて、一人ひとりの購買力を上げていく。あなたが諦めていた物、必要だった物、そういうものを少しでも買ってもらえれば、あなたの消費は誰かの所得に変わっていく。この循環を大きくしていくっていうのが経済政策の基本中の基本です。やらせていただきたい。そして先頭に立たせていただきたい。れいわ新選組と申します。比例、比例の投票用紙、ひらがな3文字で「れいわ」、ひらがな3文字で「れいわ」とお書きください。よろしくお願いいたします。



「消費税のことしか言ってへんな、あいつ」。そう思われた方もいらっしゃるでしょう。いっぱい政策あるんですよ。でも、おそらく全部ここでしゃべったら、皆さん、終電間に合いません。なので今日はポイントを絞ってお話しをしたいと思ってました。一丁目一番地。この国の失われた30年を40年にしないためにはまず何が必要か? 大胆な減税ですよ。あなたの使えるお金を増やすこと。だって国会見てみて? 何て言ってます? 「皆さまの賃金を、この物価高に」。「それ石破やろ」、もう大っきい声でしゃべる人おるわ。もう大阪丸出し。大好き。なんぼのもんじゃこら言うてはる。ありがとうございます。ね。物価高に負けないくらいの賃上げしていくって約束してるんですよ、どの党も。で、言ってるんですよ。どんどん投資を呼び込んで、何? 10年後にはGDP1000兆円を目指すって。いや、気持ちはわかったと。じゃあ賃金が上がっていくには何が必要ですか? 投資を呼び込むためには何が必要ですか? GDP、1000兆円にするためには何が必要ですか? その土台が全くしゃべられてないんですよ、国会で。全く意味のない寝言念仏、そんな感じです。じゃあ何が必要ですかっつったら、当然、この国の経済、何が一番支えてますか? GDPで考えてみて。GDPって何? みんなのお金を足したものがGDPですよ。日本のGDP、この54.3%を占めるのが、あなたが使うお金ですよ。個人消費。つまりは景気を良くするも悪くするも、あなたが使えるお金を増やすか減らすかにかかってる。それを個人で頑張れ。民間でなんとかしろ。無理な話。だからこんなときには国が出すしかないんです、軍資金を。まず分配。そして成長。当たり前の順序。だからこそ消費税を廃止して、徹底的にこの国の失われた消費、失われた投資、合わせて需要を喚起していく。これ以外ないでしょう? 基本のキですよっていうお話をさせていただきました。

で、次、何しゃべろうかなと思ったんですけれど、今日ね、ここに来る前、能登半島行ってきたんですよ。輪島に行ってきました。でね、2024年元日に発災、能登半島地震。それに加えて同じ年の9月、豪雨災害。二重の災害ですよ。この二重の災害、大雨災害のときにはですね、なんと過去10年を遡っても、それを上回るような土砂災害があったんです。これまでの10年を遡っても、能登ほどひどい土砂災害なかったんですよ。つまりは何かっていうと、土砂で家が埋まりましたとか、土砂で敷地がもういっぱいです、と。でも、そこに自衛隊とか手伝ってくれないんです。じゃあどうすればいいですかっつったら、自分たちでやらなきゃダメなんです。被災者がスコップ持ってやらなきゃダメなんですよ。そんなのいつまでも復旧できないに決まってるやん。そこに対して力を尽くしているのが災害ボランティアなんですよ。でもそれ全部自前ですよ。民間の善意に頼った復旧復興、これがずっと続いている。日本の災害って自己責任にされちゃうんです。そこで出てくるものは何かっつったら、この国の福祉だったりさまざまなもの。こんなに穴だらけだったんだなっていうものがどんどん出てくるんです。全体的には復興したような空気でも、生活復旧・復興さえできてない人たちがたくさん生み出されるのが日本の災害なんですね。で、何が言いたいかってことですけれども、皆さん、まったく他人事じゃないんです。国はこの能登半島地震に関して、まったく予測できてなかった。あんなもん起こると思ってなかったんですよ。で、そういうことは、全国でこれから多発する可能性が高い。それだけじゃない。国が今、予知しているもの、考えている、予測しているものさえもとんでもないメガトン級の地震来るじゃないですか。どれくらいのレベルだと思います? 例えば首都圏直下、どれくらいか規模わかりますかね? 被害額、被害想定額で考えると、これ、首都圏直下は、阪神大震災の5倍。東北の震災の3倍。南海トラフ、皆さんも関係するかもしれない。太平洋沿岸、広い範囲で。南海トラフは阪神大震災の18倍。東北の震災の10倍。これ、国がなんとかすると思います? おそらく今のままじゃ、もうお手上げっつって、助けに来ないかもしれない。食べ物さえ届かないかもしれない。今の災害対応を見ていたら、そういう悪いことしか思い浮かばないです。今、輪島行ってきたって言いましたけれども、今年の6月になってからやっと電気がついたところもある。6月の終わりになってやっと飲める水が出たっていう家もある。そんな状態なんですよ。国土面積の0.45%が能登半島(の6市町)。そこを1年半かかっても、ちゃんと生活復旧させられていない国がどうやって南海トラフに対応できるんですか? だから必要なんですよ。この大災害に対して対応できる、そういうシステムを つくっていくしかないんですね。例えば自衛隊20万人いる。この20万人の自衛隊を、その中の1割でも継続的に投入していきながら、徹底的に民有地までこれは一緒に土砂かきをしたりとか、生活復旧していけるようにするとか。そういうことをもう、運用の柔軟化していく形じゃないとおそらく、南海トラフ、首都圏直下は、とんでもない地獄になり得るってこと。こういった防災に対してどのような意識を持ってるかってことも、ぜひ皆さんの投票のポイントにしていただきたいと思います。

すいません、話がちょっと長くなってしまいましたけれども、非常に重要なテーマ。いつ来るかわからないけど必ず来る。そう言われている災害はもう目の前まで来ている。災害ボランティア頼み、被災地に丸投げ。そのような復興復旧であるならば、人々の生活がこれはなかなか軌道に乗らない。そしてその地域も廃れていく、ひいては日本経済にも大きなダメージがあるっていう話なんですね。私たちれいわ新選組は、防災省、防災省の設立、これを訴え続けております。どうかご注目いただきたいと思います。れいわ新選組です。国が全力で手出すよ。助けていくよ。何があっても心配するな。そういう国づくりを目指しているれいわ新選組でございます。どうか比例の投票用紙には「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いをいたします。

選挙中っていうのはマイクが使える時間決まってます。夜8時まで。8時になったらマイクオフしなきゃダメなんですね。で、一方的にしゃべるっていうのが結構選挙じゃないですか。それじゃ面白くないので、皆さんにもマイクを握ってもらおうかなと思います。8時にマイクオフってことを考えると今から20分間くらいかな。20分間くらいを使って皆さんにマイクを回していく。30秒くらいでマイク握ってお話をしていただく。それに対して山本がお答えをする。そういうようなやりとりをしていきたいと思うんですけれども。ぜひですね、恥ずかしがらず、友達とカラオケ行くような気分でマイク握っていただければなという風に思います。この後、じゃあそれやっていきますよ。Q&Aでございます。どうかどうか、楽しんでマイク握っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。「応援してんでえ」、言うてくれた? 嬉しいわあ。ね。サクラちゃうやろな。(笑)仕込み入れられるんやったらもっとうまいことやるか。すいません。ありがとうございます。さぁ、というわけで、れいわ新選組代表山本太郎と申します。皆さんからご質問をいただき、それに山本がお答えする、そんなことやっていきたいと思うんですけど、最初にお詫び。たかだか山本太郎です。あなたからのご質問に必ず答えられるとは限りません。勉強不足のために答えれない、そんなことも多々あります。そのときにはそのテーマ、持ち帰って掘り下げさせていただくことをお約束いたします。すいません。さぁ、というわけで30秒、30秒でマイク握ってください。時間厳守でいかがでしょう。どなたかお話しされたい方いらっしゃいますか? どうでしょう? どうでしょう? じゃあそちら女性の方、行きましょうか。

質問者:
ありがとうございます。ネット投票は山本太郎さん、どう思われますか? お聞きしたいです。

山本太郎:
ありがとうございます。ネット投票できたらもっと投票率上がるのにね、みたいな話もあるんですけれど、皆さんどう思われます? 気軽でいいよなって思っちゃうかもしんない。でも、本当にセキュリティ面、大丈夫なんかな、それが心配です。逆に言ったらネットで投票して、それがちゃんと不正とかなくしてやられるのかどうかっていうのが心配。そういった部分がクリアできるんだったら有りかなとも思います。でも逆に言ったら、ネット投票、気軽にしちゃったばっかりに、そのあと選挙戦の序盤で決めて投票したけれども後々見たら「しまった」っていうこともあるかもしれないですね。そこら辺がなかなか難しいところかもしれませんけれども。皆さんができる限り簡単にアクセスして投票ができるっていう環境を整えるって意味では、ネット選挙っていうものも前に進める必要があると思います。ただし、セキュリティ面というものがしっかりと担保されたならばという条件付きです。ありがとうございます。さぁ、いかがでしょうか。れいわ新選組山本太郎に直接。じゃあそちらのTシャツの人、行きましょうか。

質問者:
ありがとうございます。今、社会保険料が非常に高いということが問題なってるかと思うんですけども、れいわ新選組さん、社会保障改革についてどのようにお考えかお聞かせいただけますか? お願いいたします。

山本太郎:
ありがとうございます。社会保険料高いですよね。社会保険料を下げるって言ってる人たちいます。でも、気をつけてください。社会保険料を下げる代わりに首絞める相手見つけるんですよ。誰ですか? 高齢者です。そういうことですよね。病院のベッドの数を減らしたりとか、薬をもらえなくしたりとか、そういう形でいくわけでしょ? これって年寄りがいい思いしてるから若い人たちがしんどい思いしてるっていう、ある意味での分断を政治でつくり出してるんですよ。で、誰かから剥ぎ取ったものを誰かに渡しますっていうようなやりくりじゃ、どうにもならないんですよ。じゃあどうすればいいですか?っていうことですけど、30年不況なんですよ。30年不況で社会にお金が回ってない国であるならば、その部分は例えば、公費、国費を投入する。若い人にこれ以上負担を増やさないためにも。で、高齢者の負担というのも結構大きいわけです。これ、5人に1人が高齢者、貧困ですから。「金持ってるやつはな、窓口負担を上げるんや」って話になって窓口負担上げられたんですよ、高齢者。医療の窓口負担上げられた。1割から2割になった。3割の人もいますけど。じゃあ、1割から2割になるのはどういう条件ですか?っていうことですけど、それなりに所得がある人ですっていうことになった。いくらですか? 年金含む所得が200万ですよ。申し訳ない。貧しい。そういった人たちに窓口の支払い、倍なんてきつ過ぎますよ。若い人が苦しんでるとか、高齢者が苦しんでるとか、どっちが苦しんでるっていうコンテストじゃないんです。この国の貧困は各世代に横たわる問題。若い人も、そうでない人も、高齢者も、みんな足りてないんですよ。

それを考えたら、30年の不況で社会にお金が回っていない状態だったら、国は通貨を発行するべき。そこに対して社会保険料の国負担を増やしていくということで、高齢者にも若い人たちにも自分に必要な物を買ってもらって、そして景気を良くしてってもらうっていうのが私、一番健全だと思ってます。そういう考え方です。特に言うんだったら、そうだな。例えばだけども高齢者に対する医療制度みたいなものあるじゃないですか。ね。現役世代が4割持ってるものですよ。4割の現役世代に支えられてる、後期高齢者の医療制度。でも後期高齢者もお金払わなきゃダメなんですよね。でも、もう既に働けてなくて。で、病院の常連ですよ、ある意味。そりゃそうです。75歳超えた、75年使ったものの人々なわけだから、当然、不具合いっぱい出てくるよって。ただでさえお金ない人たちから搾り取ってっつったら、これヤバいことなっていきます。制度自体もう壊れてんの。だから後期高齢者医療制度はもうやめにする。ここに対して8兆円程度の公費投入で若い人たちも、これはそこに対して支援金として取られるものはなくなる。逆に言ったら、使えるお金が増えるってことになる。国の責任をもっと果たすべきだという風に思ってます。ありがとうございます。さぁ、れいわ新選組代表山本太郎と申します。さぁ、いかがでしょうか。どなたかいらっしゃいますか。じゃ、そちらの女性の方、行きましょうか。

質問者:
最近、ヘイトスピーチとかれいわ新選組へのデマがすごく流されているのが本当に憤りを感じています。このまま放置していい問題なのかっていうのをすごく危惧していて。できたら、しっかりした党としての声明を出すっていうのはいかがでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。れいわを応援してくれてる方ですかね? ありがとうございます。れいわ新選組、結構デマ飛ばされまくるんですよね。要は、なんでしょうね、移民推進だとか。大嘘ですよ。2018年に自民党が事実上の移民法として出してきたもの。要は実習生みたいなものの枠を拡げるということですね。より安い低賃金労働、それが外国からたくさん入ってくるってことに対して、私は国会で1人で牛歩までしてますからね。より安い労働者が海外から大量に入ってくるってことは、国内の労働者と置き換わり、特に単純労働から置き換わりということが当然、起こり得ます。だって国がやろうとしていることは国内で働き手が少ない分野、農業とか介護とか、そういうとこに投入していきたいわけですから。逆に言えば、そこに投入、安い労働力がされていくならば、日本の人が働いてたとしても賃金上がりそうになってるとこにも上がらないというような圧力にもなり得ますよ。当然、こういうことはやっちゃいけない。「外国人出ていけ」みたいな、もう、ある意味で差別主義者みたいな話をしてるわけじゃないです。元々この国に生きて、そして働く人々の環境を、政治から破壊しにいくなと。経団連が求めてるような安い労働の道具を増やすなんてことに政治が乗るなってことなんですよ。そのような、ある意味で私たちはずっと筋を通してきたつもりだったんですけれども、どうやら移民賛成みたいなことをですね、バラまく人たちがいると。まぁストレートに言ったら参政党の人たちですね。はい。ま、でもそこはですね、私たちは改めて自分たちは移民政策には反対ですと。基本的には、この国に生きる人間であるならば、何人であったとしても基本的人権は守られるべきです。当たり前のこと。一方で、そのような外国の人たちを、わざわざ国内に連れてきて日本国内に住まわせようとするような政策はあまりにも失礼です。なぜならばその方々は母国の繁栄に力を尽くす、そんな力を持った人たちなのに、国内で奴隷使いしようとすんなと。そういうことを望んできた財界、経団連を始めとするような者たちだったり、その手先としてそういうことをルール化してったっていう政治。そういう者たちは、あまりにもおかしいじゃないかということ。私たちに訳のわかんないこと言ってないで、経団連とか自民党に直接言えよって話です。そういう話だと思います。それに対して党から何かしらか対応できるっていう話ではないです。もうできることはやってます。デマを流すアカウントに関しても、これは何かしら法的措置をとれないかってこともやっています。でも今日やったから明日、何かしら動くっていう話ではないので。そんな感じです。ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。さぁ、いかがでしょうか、他に。じゃ、そちらのブルーのシャツ着てる方、そのまま手挙げといて、そのまま手挙げといて。


質問者:
ありがとうございます。今、学校の教育現場で定額働かせ放題ってよく言われてるんですけれども、それに伴って教員のなり手不足というのも大きな問題になってるかと思うんですけれども、このような現状をどのように改善していくのか教えていただけるとありがたいです。

山本太郎:
ありがとうございます。学校の先生になりたくない人、いっぱいいるんですよ、資格は持ってても。どうしてかって言うと、むちゃくちゃしんどいから。壊れるまで働かなきゃならないから。もちろん授業の準備だけじゃなくて、保護者対応もしなきゃいけないし、学校によってはクラブもやらなきゃいけないとか、あまりにもその仕事が多過ぎて、生徒となかなかちゃんと向き合えなかったりって、これ、元々の学校の目的と違いますよねってことです。で、しかも「神聖なる仕事でしょ、学校の先生は。残業代なんて欲しがりませんよね」、みたいな話にされちゃってんですよ。いい加減にしろですよ。定額働かせ放題、そんな状況を放置し続けて、今、どうなってますか?ってことですけれども。これ2023年、うつ病、その他精神疾患によって休職している先生、7000人超えてるんですよ。それだけじゃなくて先生が足らなすぎて、体育教師が英語を教えてるとか、そんな状態なんですね。もう崩壊してますよ、はっきり言って。これを考えるんだったら、普通に一労働者として当たり前にルールが適用されるようにしていかなきゃならない。残業代もしっかりと払われなければならないって当然のことですよね。どうしてそれやらないの?って。そこに対してはもうしっかりと私たちも求めて参ります。で、はっきり言ったら何やってんねん、立憲民主党って話ですよ。だって日教組の議員いるわけでしょう?  先生の組合。その組合から応援されてるわけでしょう? なのに今回、給特法のことだって腰砕けですよ、やつら。いい加減にしろよですよ。日教組、何やってんねん、れいわ応援しろよって話ですよ。一番、筋通してるやないかってことですよ。そうです。そう思います。闘う政党を応援しなきゃ権利なんて勝ち取れない、当然のことだと思います。なので、あの、先生の周辺いらっしゃる方、いらっしゃったらぜひ、れいわのことをよろしくお願いします。ありがとうございます。さぁ、他いかがでしょうか。どうでしょう。後ろのほう行きましょうか。一番後ろ、あなた。

質問者:
ありがとうございます。今年、新卒で入った社会人なんですけど、何となく社会に対して不安があります。この「何となく」って具体的にどのようなものなんでしょうか?

山本太郎:
私は超能力者ではございません。あなたの不安、その中身というものは、あなたにしかわからないかもしれません。でも推測するに、そういう話ですけれども。新卒社会人ですと。春から社会で働き出したけれども、何かしらぞわぞわする。不安でしょうがないんだ、毎日がって。そりゃこんな社会に住んでたら、毎日ぞわぞわして不安でしかないですよ。将来に見通しなんてつかないもん。立たないっすよね。1年後の自分、2年後の自分、3年後の自分がイメージできるような社会ではないし、夢とかも持てるような状況じゃない。まぁ、もちろんその中でもしっかりと目的を持ってやっていかれる方はいらっしゃるんでしょうけど、そんな者はたぶん、私、ひと握りだと思うんですよ。普通に考えてね、毎日毎日こう働いて、暑い中でもいろいろ働いてくださって、でも手取りも少なくて。で、家帰って疲れ切って、みたいな毎日をずーっと送ってて、このままこれをいつまで続けるんだろうか、老後は大丈夫なんだろうかって思っちゃうの、普通ですよ。まず見通しっていうものが非常に重要です。で、国が国民の皆さんに見通しを示せるというもので、一番わかりやすいもの、何だっつったら経済なんですよ。そうでしょう? 今、こんな状況だけど、こういう政策を打ちます。こういう政策を打てばこの先、こんな風に展開していきますよっていうものが見えないとダメじゃないですか。で、「自分の給料もこの先、上がっていくよな。会社が無理矢理、上げるんじゃなくて」「会社の売り上げ、上がってないのに無理矢理、給料今回、上げよったわ。防衛的賃上げで」「これ、この先また上げるの、無理ちゃうかな?」それも不安ですよ。そうじゃなくて「何となく景気が良くなってきてるな。このまま、さらに良くなっていくんじゃないか」、それって新卒のあなただけじゃなくて、消費者としてのマインドも上げていくことになるんですよ。経済っていうのは実物で動いてて、当然、国の政策やお金の回し方で動いていくものであるんだけれど、多くの方々が景気が良くなっていくなっていうような予測が立つような状況だったら、さらに景気良くなるんですよ。経済って生き物だから、多くがマインドで動くからってことなんですね。なのであなたが何となく不安に思うっていうことを私なりに解釈したら、そんな感じかなと思うんです。で、皆さんにお伝えし忘れてました。消費税をなくそうと言ってます。れいわ新選組です。消費税なくしても、あなたの社会保障にはほとんど影響ありません。なぜなら今でさえ、あなたが納めた消費税のうち一部しか社会保障に回ってないから。消費税収のうち約61%は大企業減税、この穴埋めに使われていると言える。消費税をやめたら皆さん、平均的な世帯で年間30万円お金が使えるようになる。月に直せば2万5000円。2万5000円あったら、年間30万円あったら、皆さん何しますか? 「全部貯金します。一銭も使いません」、そんな人もいる。でも多くの人々は何かしら買いますよ。今だって必要な物を買えてないんだから。買いたかった物もあるでしょう。で、人によっては旅行行こう、そんな人もいるかもしれない。みんなが何かしらの経済活動を行うことによって、誰かの消費が誰かの所得に回っていく循環が拡がっていくってこと。その7年後、消費税を廃止した7年後に、1人当たりの賃金が上がるよっていう試算もあるんですよ。その試算は参議院が行なった試算です。参議院の調査室、硬いとこでしょ? ここが行なった試算によると、消費税を廃止した7年後、1人当たりの賃金は35万円以上、上がるっていう試算。つまりは今よりも賃金3万円近く上がるってことです。どうしてですか? 使えるお金が増えた、一部でも使った、それが回り回った、その7年後にはそれくらいの賃上げが出ますっていう計量シミュレーションの結果が参議院、出してるんですね。本当に景気を上げていくって言うんだったら、賃金上げていくって言うんだったら、手取りを増やすって言うんだったら、どうしてこれやろうとしないんだ?ってことですよ。やるしかない。力貸してください。お願いします。れいわ新選組代表山本太郎と申します。さぁ、いかがでしょうか? どなたかご質問ください。じゃあ、そっちサイドいきましょうか。バンドT(シャツ)っぽいやつ着てる人。バンドTっぽいやつ着てる人。

質問者:
ありがとうございます。国内の政治について最近、勉強し始めたんですけど。僕の興味はやっぱり国際情勢のほうで、ロシアのウクライナ侵攻とかイスラエルのガザ侵攻がある中、日本はどういう風に外交の立場を取っていけばいいとお考えですか? 

山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。皆さんからご質問いただいてます。それに対してお答えしてます。ご質問いただいた方、ありがとうございます。世界中がきな臭いですよね。これに対してどう対応していくか?ってことです。まずロシア、ウクライナ。これはG7という枠組みと一緒に、ロシアに対して圧力をかけ続けました。経済制裁も含めて。遠い遠いウクライナという国、ここのために日本はそういう風に動いたんですけど、私が総理大臣だったら、そういう動き方させません。どうしてか? もちろんロシアの侵攻ってことに関しては最大限の非難を申し上げるとして、G7の一員として経済制裁まで一緒にやっちゃったら、日本まで敵国になっちゃうんですよ。日本が敵国となったとしても国の位置変えられませんよね。目の前にロシアがありますから。目の前に中国がありますから。そう考えると、かなり狡猾な外交を進めていかなきゃいけない。これはエネルギー安全保障を考えたとしても、例えば中東が何かしら問題が起こったとしても、日本はエネルギー、この電力を使うために、石油以外にも例えばですけど天然ガスとか、調達が多岐にわたるっていうか、広い範囲、広い地域にわたって調達できるようなエネルギーがあるわけですよね。ロシアとの国交という部分を維持しておきながら、エネルギーは買えるようにしておく。そしてその戦争に対しては、これは和平のテーブルに着きなさいと。戦争をやめるためのテーブルづくりっていうのを日本が行なっていく。そういう立ち回りが、やはり近隣諸国でもあるし。で、平和国家日本としてこれをやっていくべきだったっていう風に思います。はい。ちょっと対応があまりにもまずかったなと思います。日本的にはおそらくG7、ある意味で先進国、ある意味でオワコンの西側と手を組んで、自分もその一員になったってことをほくそ笑んでると思うんですけど。申し訳ないですけど、私は周回遅れだと思ってます。そういう立ち回りをしている限りは、逆に言ったら、日本がいつターゲットになってもおかしくない。そういう状況も訪れるだろうという考えです。とにかく日本は世界中に起こる紛争、戦争、そういったもののすべて仲介役、橋渡しになっていくというものをメインの役割に考えていく必要があるだろうっていう風に考えてます。そのような感じですかね。

で、私たちはですね、こういった紛争とか戦争、こういうものを実際に世界中のいろんな現場で紛争を解決してきた人を国会議員にしようとしてるんです。先ほど私が登場する前にマイクを握っていただいた方、伊勢崎賢治という者がおります。どうぞ伊勢崎さん。東ティモール国連暫定行政府の県知事もやられて、シエラレオネ、国連PKO派遣団、武装解除部等も務められた。日本政府特別代表としてアフガニスタンの武装解除も担当されたって方ですね。武器を置きたまえ、国を立て直そうじゃないかってことを、戦っている人たちの間に入って武装解除するってことをずっとやってきた方なんですよ。その方がれいわ新選組、今回の選挙で、まず最初にこの人が国会議員になりますっていう特定枠、比例でたくさん票を積み上げていただいて、この人がまず最初にれいわで国会議員になるんですよっていうのが、この伊勢崎賢治って人なんです。国会の中、申し訳ないけど国防だったり安全保障の議論、幼稚園レベル。本物を持ち込むんですよ、本物を。伊勢崎賢治です。伊勢崎さん、今のお話にちょっとコメントしていただければ。

伊勢崎賢治:
ありがとうございます。確かにプーチンさんは国連憲章違反、それと国際法違反を犯しました。あれは侵略であります。それでこの戦争、今でも続いております。ってことは、これ戦争犯罪がこの瞬間積み重なってるわけです。今、言われた話の他に、じゃあ正義はどうするのか、戦争犯罪を犯した人間たちをちゃんと裁くのか、彼らに鉄槌を下さなきゃこの戦争はやめられないみたいな空気が支配しちゃったんですよね。ところが僕は国際紛争の現場におりました。それが内戦であったり、国と国の間のものであったり。で、僕、国連の一員ですよね。で、日本政府の代表としても働きました。それ、実務家なんですけども、現場で、どういうことをすると思います? その戦争犯罪者、つまり戦争犯罪者なんですよ、みんな、リーダーたち。で、お前らの戦争犯罪絶対許さないっつったら、銃を置いてくれると思いますか? 置かないんですよ。だから僕と太郎さんに共通する、たぶん人権、国際人権主義っていうね、ちょっとたぶん我々の血液みたいなもんですよね。だから人権侵害を犯した人間っていうのは本当に裁きたい、その気持ちでは誰にも負けないつもりなんですけども、それを前に出しちゃったら停戦、つまり銃を下ろすことが実現できない。だから大変に言いにくいんだけど、交渉しているときには人権感覚の空白期間をつくるんです。でも、それでは黙っていない。いつか戦争犯罪者を裁く、国際法廷を開いて。これも時間がかかることです、実は。そういうことをやってきたわけですけどね。そのためには証拠が必要です。で、証拠っていうのは時間が経つと風化しちゃうわけです、証言とかですね。そういうのを保存する、集める、それを着々ちゃくっと進めながら、進めながら銃を置かせるっていうこと。こういう考え方を正義の追求じゃなくて、移行期正義っていう言い方するんです。英語で言うとトランジショナル・ジャスティス(Transitional Justice)。で、今、正義を前に立てて交渉しない。でもいつか、こいつらを裁いてやるっていう考え方。これが実は実務家の考え方。実務家はこれで動いてるんです。で、日本みたいな、まだ日本の紛争じゃないわけですよね。僕も第三者として国連の代表でとか、日本が関わっていない紛争の中で、だからこそ第三者の立場で入れるわけですよね。だから当事者と一緒に怒ってちゃダメなんです、第三者は。特に日本は憲法9条という素晴らしいものがあります。この精神を生かして、もう宮沢賢治の、なんて言うのかな、「風ニモマケズ」ですよね。くだらないからやめてくれ、やめてくれ、やめてくれって。みんなに今、戦わないで、下ろせよ、銃を下ろせよって、そういう役回りができるはずなんです、この国は。それを、なんて言うのかな、この国を傷つけたら世界を敵にするみたいな、そういう価値、その価値が日本がもし持てたら、それが国防力になるわけです。そうしましょうよ。

山本太郎:
日本の一番の得意分野を活かせってことですね。間を取り持つということをやっていく。どの戦争、紛争においても日本が仲介するよ、橋渡し役になるから一旦やめようかっていうようなことをやっていくと、過去にもやってきた。そして伊勢崎さんも、アフガニスタンやシエラレオネで、武装勢力から武器を置かせて、そして一回、和平に入っていこうというようなことをずっと協議してきた人。武装解除の達人ですね。本当の戦争とは何か? 紛争とは何か? そういうことを知り尽くした人間を、今、国会に送らない限りは、この先、大きな戦争に必ず日本は巻き込まれることでしょう。それを何としても止めるのが、れいわ新選組の役割だとそう考えています。ありがとうございます。さぁ、れいわ新選組代表山本太郎に質問をいただいてるところでございます。これがラストになるかな、いかがでしょう。じゃあ、そちら、リュックサック背負った会社員の方行きましょうか。

質問者:
太郎さんをずっと応援してて、2011年の震災の原発(事故)以降からずっと支持してて。で、初めはずっと馬鹿にされたんですよ。太郎さんを支持することによって、でも今はやっとこういう仲間が増えて、もうすごい嬉しい気持ちになってて。で、本当に総理大臣になってほしいんですけど、いつ総理大臣になってくれるんですか。

山本太郎:
あなた次第です。ありがとうございます。国会議員になった限りは当然、総理大臣目指すだろうがよって、私、思うんです。だって自分が描いてる世界があるわけだろって。でも、正面切って私、総理大臣になりますって言ってる人、数そんなに多くないんですよね。で、私の場合は、自分が総理になりたいということではなくて、私が目指すような社会を実現してくれそうな人がいるんだったら、その人を支えますよ。そのほうが話早いじゃないですか。でもなかなかそういう人いないんですよね。小物が多くて。そう考えると自分が前に立つしかない。ただし、今、14人しか国会議員がいないれいわ新選組で総理大臣を生み出すってなかなか難しいですよね。一番最短のプランは何だっていったら、やはり野党の中でイニシアチブをとっていく、それが一番早いんですよ。野党、でも野党っていったってみんな考え方がバラバラで、経済政策も腑抜けた者も多いんです。だから強い野党をまずつくっていかなきゃいけない。私たちの数を増やして、私たちの政策をその固まりの中に入れていく、特に経済政策。そういう形で野党の固まりをつくっていった中から、与野党対決をしていったときには、目が回ってくる、目が回ってくるじゃない、そのうち機会が回ってくるかもしれないな、そう思ってます。すいません、ありがとうございます。すいません、なんかほっこりした質問になっちゃったな。いいんですよ、別にアンチの方でも。いいんですよ、全然、ご質問。じゃ、金髪の人行きましょうか。

質問者:
ありがとうございます。僕も3日前に石川県から来て、今日、夜行バスで石川県帰るんですけど。まだ選挙権を持ってなくて。今、17歳で。僕はとても選挙とか政治に興味があって、周りの友達とかを誘おうとしても、最近は思想が強いとかそういう偏見を持たれてなかなか表に出すことができなくなって。だからもっと若い人に政治や選挙に興味を持ってもらうにはどうしたらいいですか? お願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。17歳、石川県からという方がね、ご質問いただきましてありがとうございます。若いときに皆さん政治に興味ありました? 私自身は正直に言うと、ちゃんと興味持ててなかった。本格的に興味を持ち出したのは30後半になってから、原発事故があってからなんですよ。それまでは、もう自分の人生で精一杯だった。自分が働いて、自分が楽しんで、もうそれだけで精一杯だった。そんな状態なんですね。おそらく多くの大人もそうかもしれない。若いやつらに政治なんてわからんよって方、いらっしゃるけどとんでもない、おっさんになってもわかってないって。だって世の中こんなに壊れてるやん。それ考えたら年齢じゃないんですよね。なので、今、選挙権がないっていうあなたにも、そうやって政治に興味を持ってくださってるっていうのは、非常に私はこの国の希望だと思います。あなたの存在がね。

で、若い人たちに政治に興味を持ってもらう、そのために何ができますか?ってことなんですけれど、自民党方式でいうなら金配るとか、そういうことも可能なんでしょう。でもそれは目的が金になってしまうから、そういうことはやらないほうがいいですね。逆に言えば、教育から変えていくしかないんですよ。そんな教育受けてこなかったから。自分で、自分が社会を変えていく一員で、力を集めたら物事は動いていくんだっていう基本さえもちゃんと習ったような覚えないです。教えてくれたかもしれないけれども、それは話され方が面白くなかったから興味がなくなったかもしれない。そういった工夫のある教育みたいなものをしていく必要があるけど、教育を変えていくのも時間かかるじゃないですか。だから今、若い人たちに興味を持ってもらうためにどうしたらいいですかっつったら、私は選挙のときだけじゃなくて、日常的に全国回り続けて、こうやってマイクを回してしゃべってもらうんですよ、年齢関係なく。支持者もいますけど、支持者なしのときもあるんですね。ゲリラでやって、予告せずに。じゃないとぬるま湯に浸かることになるじゃないですか。マニアックな話になって、他の人が聞いてもなんか意味わからんなって話になったら意味がないから、いきなり予告せずに現れて、マイク持ってくださいっつって、頭に浮かんだことをそのまま言ってもらうっていうようなやりとりをずーっと続けてるんです。全国で。私たちができることとしては、政治に対してみんな物を言って当たり前だよって。その感覚を多くの人々の中に思い出してほしいんです。だって、この国のオーナー皆さんじゃないですか。あなたがこの国の最高権力者で株主じゃないですか。なのにどうして会社のことについて口出しするのがタブーなんですか? おかしいですね。政治について何かしら口出しをするのがタブー。それで喜ぶの誰ですか? 30年、この国を食い物にし、国民全体を貧しくしてきた者。ルールを変えて我田引水し続けてきた者。この人たちが喜ぶだけですよ。誰もが政治について語っていいし、居酒屋でも喫茶店でも家の中でも学校でも、どこでも政治のことしゃべるって当たり前じゃない? だって私、オーナーですから。そういうのをスタンダードにしていくっていうのが私たちの目的、そう思ってます。で、日頃からやってるんですけど、どうしても大々的な行動にはならないんですね。テレビは1%の視聴率で100万、200万って人たちが見るんですよ。一方で、ここでたくさんの人たちに聞いてもらってるけれど、一回の街頭宣伝で1000人の人間に会えるかどうかじゃないですか。時には300人かもしれないし100人かもしれない。効率が全然違うんですよね。でもリアルでこうやってやりとりをすることで、おそらく次に誰かの前で政治のことを話すってことのハードルは下がっていくことになると思うんです。そういうエネルギーを、そういうものをみんなで拡げていこうっていう風に私たちはやってるんですけれど。もしあなたが、周りの友達に政治のこと興味持ってもらいたい。でも政治のことをしゃべる、でも友達は「あ、だる。意識高い系?」とか「思想強め」みたいなこと言われておちょくられるわけですよね。私の中で、初めての人にしゃべるときには、例えばですけれど、わかんないけどね、その人が年頃がいくつくらいかとか、で、大学に行ってたって言うんだったら奨学金借りてんのかな?とか、働いてるんだったら非正規だろうか?とか、その人の一番、自分の身近なことにひきつけたボールを胸元に投げてあげるっていうことで、まずはキャッチボールできるようにしていくってことを個人的に、この大勢の前でしゃべるときは別ですけれども、個人的にやりとりするときにはそういうことを気をつけてます。なので、もう17歳にしてこの場に来て、あなたはマイクを握って、ねえ、まぁ、小さいながらも政党の党首ってところにストレートに質問できるような勇気を持った人だから、その周りの人たちにも、政治っていうものがなんなのか?っていうことをもっと興味持ってもらえるような動き、さらにできる人だと思うので、何かしら、私の今、言ったような、参考にならないようなことも何か頭の片隅に置いといていただけたらなという風に思います。ありがとうございます。一緒に変えていきましょう。ありがとうございます。

さぁ、というわけで、れいわ新選組山本太郎に質問をいただくというコーナーなんですけど、もう残り7分で終わっちゃうので、ここではもう質問を受け付けられなくなりました。申し訳ございません。あと7分でマイクを切らなければなりません。で、まず皆さんに提案です。提案というのは、この8時マイクオフ。8時になったらマイクを切るっていうのがルールと言いましたが、その後に山本太郎と先ほどの伊勢崎賢治、他にもれいわの仲間と一緒に、あなた、その中に入って写真撮って帰りませんか? 4ショット、5ショットくらいになると思うんですけれど、でもその写真撮って誰が得するんですか?ってよく聞かれるんですが、誰も得しません。今日という日の思い出です。すいません。撮っていただいた写真はネットにあげるとか自由にやっちゃってください。できる人はコメントを入れてください。そのコメントの内容は、れいわ新選組や山本太郎がマイナスになっちゃうよねっていうコメントでも歓迎します。好きにやって。みんな好きに政治のことしゃべっていこう。そういう空気、どんどん拡げてください。よろしくお願いします。そのために利用していただければ幸いです。ありがとうございます。で、時間ないわって方、勝手に撮ってください。ほぼ肖像権ないのが山本太郎です。コソコソと撮らなくていい、堂々と撮ってください。よろしくお願いいたします。

写真を撮る前に、インフォメーションさせてください。さぁ、私が今、手元に持っております2種類の封筒、ぜひお帰りの際に1人でも多くの方に持って帰っていただきたいものです。こちらの封筒、何かと申しますと、中に現金が、入っておりません。すいません。自民党じゃないんで、うち。申し訳ございません。えっとですね、こちらの封筒は公職選挙法、選挙のルールで許されたツールになっております。意味合いは何かと申しますと、茶色い封筒、茶色い封筒は「大阪府内にあなたのお友達いらっしゃいませんか? ご紹介ください」という趣旨、そして白い封筒、白い封筒は「全国にあなたのお友達いらっしゃったら紹介いただけませんか?」という趣旨なんですね。これは先ほど言った通り、すべての政党が使えるそういうツールになっています。ご安心ください。ちなみになんですけれども、中を開くと、はがきが入っております。はがきを裏返すと、宛名宛先が空欄になっている。そこにあなたのお友達の連絡先を記入し、そして一言メッセージのところに、あなたからその方に向けてメッセージを書いてください。「お元気ですか?」そんな感じでも結構でございます。よろしくお願いいたします。つまり、これは何を意味するのかってことなんですけれど、あなたという存在から2人、3人、4人と横に拡げるためのツールなんですね。大きな政党、それらに対して真正面からぶつかって闘っていくれいわ新選組。これまで、ゆっくりと拡大して参りましたけれども、この封筒、かなり私たちにとって重要なツール、議席を大きくしていくためのツールとなります。ぜひあなたのお力を貸してください。かばたさん来て。れいわ新選組、ここ大阪にお住まいの皆さん、私たちの仲間、かばた健吾、かばた健吾をどうか国会に送っていただきたい。そして、かばた健吾を応援する意味でも、茶色の封筒、大阪府内のあなたのお友達、ぜひご紹介ください。ありがとうございます。かばたさん、最後、一言。

かばた健吾:
皆さん、こんばんは。皆さん、こんばんは。れいわ新選組からここ大阪で参議院選挙、今、行われている参議院選挙に立候補しております、かばた健吾といいます。かばた健吾です。大阪府内にお住まいのすべての有権者の方に、1枚目の投票用紙に「かばた健吾」と書いていただけます。今まで散々、資本家や大企業を優先してきた政治が行われてきました。れいわ新選組は100%草の根政党です。皆さんと一緒にこの政治を変えていきましょう。一緒に変えていきましょう。かばた健吾、かばた健吾です。よろしくお願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。お力貸してください。茶色い封筒もお持ち帰りください。そして比例のメンバー、こちらへ。ありがとうございます。奥田ふみよ。学校現場が死んでいる、そして子どもたちが傷ついている、先生が傷ついている。そこを守り続けているのが奥田ふみよです。一言どうぞ。

奥田ふみよ:
博多から来ました。腐った政治に毎日怒ってる奥田ふみよです。全国比例から立候補。2枚目は個人名で「奥田ふみよ」、「奥田ふみよ」とお書きください。その投票権捨てるくらいなら「奥田ふみよ」と書いてください。みんなで笑って暮らそう。

山本太郎:
おそらく国会議員になったら名物国会議員になるくらい、ややこしい人です。はい。党でも困ってます。そういう困った人を国会に送り込むんです。ありがとうございます。そして先ほどの伊勢崎賢治。紛争解決人。武装解除の達人。

伊勢崎賢治:
えっとですね、研究者の伊勢崎として申し上げるんですけれども、この方はですね、その道の専門家、学者たちを無償で働かせる人間力があるんです(笑)、この方は。ぜひですね、れいわの2025年の参院選に向けたマニフェスト、ご覧になってください。さっきの移民労働者、それとあと共生のことについてかなり分厚く書いております。よろしくお願いいたします。みんなでつくりました。よろしくお願いいたします。

山本太郎:
ありがとうございます。武装解除の達人。国会に本物を送り込む。あなたのお力を貸していただきたい。白い封筒は、全国にお友達がいらっしゃる皆さん、ぜひこちらにご協力を。白と茶色の封筒を持って帰ってください。そしてれいわ新選組のポスターもございます。テレビ・新聞から嫌われているれいわ新選組。あなたのおうちの壁、友達のおうちの壁、居酒屋のトイレの壁、壁の持ち主がOKをしてくれるならばどこでも貼れます。選挙中でも貼れる、そんなポスターを1枚でも多く増やしてください。お帰りの際、お持ち帰りください。そしてれいわ新選組、現在、資金不足でございます。もし皆さんの中で「ワンコインやったら応援できるで」、そんな人いらっしゃいましたら、ぜひお願いをいたします。ただ今の寄附のお願い、そしてこちらの封筒、そしてポスターのほうはですね、私の立っている右側、皆さんから見たら左側、あちらで受付をしております。さぁ、このあと、れいわ新選組のメンバーとあなたが入って記念写真。そしてその写真はネットなどにあげて、コメントし放題。どうか自由にやっちゃってください。もう変えるしかないんですよ、この国は。こんなむちゃくちゃな嫌な世界で生きてたくない。その鍵を握ってるのはあなたなんですよ。あなたがいないと変えられない。あなたがいるから変えられる。比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。迷ったときには比例は「れいわ」とお書きください。お願いします。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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