【文字起こし&動画】山本太郎代表×伊勢崎賢治(全国比例 公認候補) 2025年7月7日 那覇・パレットくもじ前

投稿日:2025年07月08日(火)

山本太郎:
大きな音で失礼をいたします。れいわ新選組代表の山本太郎と申します。今、皆さん、お話を聞いてくださった、耳を傾けてくださった方、ありがとうございます。あ、ちょっと待ってくださいね。今、緊急車両が通るようなので、一度、音量絞りますが。改めまして、こんばんは。れいわ新選組代表山本太郎と申します。今、先ほどマイクを握ってくださった方、とんでもない人生歩んでる人ですよ。世界中に争いは絶えないと。いろんなところで戦争紛争が起こっている。その戦争紛争をやめさせるっていう仕事をやってきた人なんですよ。武装解除、紛争解決、そういうことの先頭に立ってきた人がこの方なんですね。もう一度お願いします。伊勢崎賢治と申します。アフガニスタン、シエラレオネ、世界各地で紛争が起こっているところに、戦っている者同士の間に入って「武器を置かないか?」、「武器を置こうじゃないか」、「もう一度、国を建て直そうじゃないか」というような紛争解決。そしてその国がもう一度復興に向かうようにということをですね、ネゴシエーションしてきた、交渉してきた人がこの伊勢崎賢治でございます。ぜひですね、皆さん、国会にこういった安全保障、本当に戦争をやっちゃいけないんだってことを意味がわかっててそれをやめさせてきたという実力の持ち主をどうか国会に送っていただきたいんです。今回、れいわ新選組の比例という立場、比例というポジションからですね、立候補してくださった。れいわ新選組の中で一番最初に国会議員になれる、要は特定枠というものを使って、そっから立候補していただいてるんです。れいわの中で皆さんが票を託していただいたら、この人がまず最初に国会議員になります。力を貸してください。今、きな臭くなり過ぎてる。日本を戦場にさせない、沖縄を戦場にさせないというならば、この人を国会に送る、送り込む以外にない。現在、国会で行われている、そういったある意味での防衛関係の話、安全保障の話っていうのは、これ本当にある意味で幼稚園レベルでしかない。実務者、さまざまなことを現場でやってきたっていうこの人のリアリティを国会の議論に持ち込む必要があります。どうか、伊勢崎賢治、お見知りおきください。よろしくお願いをいたします。伊勢崎賢治をいち早く国会に送るためにも、全国どこの投票所からでも比例の投票用紙には「れいわ」、「れいわ」とお書きください。よろしくお願いいたします。

改めまして、こんばんは。れいわ新選組代表山本太郎、参議院選挙が始まったということで早速、沖縄にもやって参りました。しばらくですね、短めにですけれども私からの演説をさせていただいて、その後に、もしですね、皆さんからよろしければ直接ご質問をいただく。そして山本太郎がそれに答える。時には伊勢崎さんに答えてもらうこともあるかもしれません。そんな形でやって参りたいと思います。まず、私たちれいわ新選組がどのような社会を目指しているのか、簡単に言いますね。生きてるだけで価値がある社会つくりたいと思います。「生きてるだけで価値がある社会? そんなの無理に決まってんだろう。何、お花畑みたいなこと言ってんだ」そう思われた方、あまりにも今の現実社会がひど過ぎて、生きてるだけで価値がある社会なんてつくれないって諦めちゃってますよね。今の社会ってどんな社会ですか? 生産性。自分がどれくらい世の中の役に立つか、誰かの役に立つかということを証明し続けなければ生きている価値さえもないとされるような息苦しいような世の中ですよね。だから、もう生きてるの嫌だ、人生諦める人たち多い。年間2万人以上の人たちが自分で自分の命を絶ってしまうような国なんですよ。戦争、紛争、そんなもの一切ないのに2万人が人生を諦める、自分で命を絶つ国なんて、控えめに言っても狂ってます。大人にとって苦しい世界は子どもにとっても苦しい世界。子どもたちの自死率、自分で命を絶つということも過去最高にまでなってしまってる。まさに、この世が地獄。その原因は何か? 何かの役に立ってなきゃいけない? 何かを生み出してなきゃいけない? そんな生産性で人間をはかることなんてできませんよ。あなたの頑張りをどうやって他人がはかれるんですか? あなたを評価できるのは、あなた自身でしかないってことです。でもそんな社会にはなってない。だから変えたい。一番大きなビジョンとして、生きてるだけで価値がある社会というものがつくれたならば、生きることが怖くないじゃないですか。不安ないじゃないですか。あなたが困ればまず最初に手を差し伸べてくれるのが国家であり、行政であるならば、こんなに強い国ないですよ。今の国、見てください。この国の中。何かあっても国が助けてくれる、そう思います? おそらくそうはならない。だから将来、不安しかないんですよ。自分の老後、自分の子どもの未来、考えただけでも暗くなってしまう。そんな国の中で、これからどうやって前に進んでいくんですか? いくら60兆円かけて立派な武器を買い揃えたとしても、その国に生きる人々の目の中に光がなければ、生きていく希望がなければ、そんな弱い国ないですよ。強い国とは言わない。だからこそ私たちれいわ新選組は生きてるだけで価値がある社会をつくりたいと思っています。そのためには何が必要でしょうか? そのためには何が必要か? まず国を立て直す必要がある。一丁目一番地は経済政策です。一丁目一番地の経済政策をなぜ強く言うのか? だって今の状況で厚生労働省の調べを見てみると、国民の6割、国民の6割が「生活苦しい」状況なんですって。物価も高いしね。コメもなかったりするしね。買えても値段高いしね。主食のコメさえも満足に食べれないこの国の中で、子どもの貧困も広がる。大人の貧困も広がる。貧困という状況になくても中間層まで崩れてしまってる。国民の6割が「生活苦しい」。そしてバタバタと事業者は倒れていっている。2024年、1万件以上の倒産件数、バタバタ潰れてる。何が潰れてる? いろんな業種が潰れてる。28業種。農業、酪農、病院、診療所、歯医者。他にも子どもたちの居場所、学童。他にも老人ホーム、訪問介護。みんなが生きていく上で絶対的に必要な、インフラ的なものまでバタバタ潰れてるんですよ。これが一体何を意味するか? このままこの国が推移するならば近い将来のうちに、あなたが病院にかかりたいと言っても病院に行けない。介護を受けたいと言っても介護を受けられない。コメ不足どころかコメ以外もない。そんなような状況がもう目の前まできてるんですよ。なのに国は何してる? 「皆さんが物価高で大変そうなので、賃金が上がるような社会をつくっていきます」、国会の中でされてる議論なんて寝言に近いです。いい加減にしてほしい。で、結局、この選挙が始まる前までに決まったことは何かって? 「2万円配ります」「食料品だけ1年間減税します、消費税を」、野党第一党でさえもそんな寝言言ってる。いい加減にしろ、もっとちゃんと国民を見ろってことなんですよ。物価高、確かに苦しい。でも物価高だけで苦しんでいるわけじゃない。この国をもっと長いスパンで俯瞰で見た場合に、今、必要なこの国への治療はもっと大きな、大がかりなことをしていかなきゃどうにもならないところまできてます。その話を簡単にしていきます。

れいわ新選組代表山本太郎と申します。皆さん、ご存じですよね? 日本っていう国、30年なんです。30年にわたる経済不況。これは先進国の中で日本だけです。そこにコロナが来た。コロナから立ち直る前に物価高が来た。物価高だけじゃない。三重苦なんですよ。それによって国民の6割が生活が苦しくなり、そしてバタバタと中小零細(企業)が潰れていっているっていうこの現状を、物価高対策で矮小化しちゃってんのが政治とマスコミなんですよ。騙されちゃダメだ。ここに対して今、必要なことは何か? まず国内の経済を立て直す以外ない。国内経済を立て直すために何が必要ですか? 国内経済を立て直すためには一人ひとり、国民一人ひとり、購買力を高める必要があるんですよ。購買力って何ですか? 物を買う力。どうして購買力を高める必要があるんですか? 日本経済がどうやってできているかわかれば一発でわかりますよ、これ。日本経済、何で表されます? GDP。GDPって何ですか? みんなの儲けを足したものです。この国の経済の中身、54.3%があなたが使うお金、つまりは個人消費なんですよ。去年よりも今年、あなたがお金を使えるようになった、多くの人たちもそのような状況にある、だったらこの国の経済は上向きます。その逆、一人ひとり、去年よりも今年のほうが使えるお金が少なくなっている。そんな状況が多く広がっていれば景気、悪くなるしかないんですよ。今、どうなってます? 30年、景気悪いんです。みんなの賃金減ってってるんです。上がってるように見えても、それを上回る物価高だったら首が締まってる人たち増えますよね。世界と比べてみれば明らか。例えば先進国。先進国、どの国も賃金上がりっぱなし、実質で。実質ってご存じの通り、物価、省いたもの。時給2000円、当たり前ですよ、それ以上行ってる。日本どうですか? 30年見ても下がりっぱなし。所得は全員とは言わないが多くが減り続けてるんですよね。どれくらい減ってる? 一番高い所得、そこから一番低い所得まで全部並べました。真ん中、所得の中央値。所得の中央値はこの27年間、不況の間に145万円下がっているんですよ。そんな国、存在する? しない。結果どうなってますか? 国民の6人に1人が貧困、高齢者5人に1人が貧困、一人暮らし女性4人に1人が貧困、一人暮らし女性高齢者2人に1人が貧困、ひとり親家庭2つに1つが貧困。「もうダメだ。日本、終わった」、そう思いました? 安心してください、金は唸るほどあるから。大企業見てみてよ。過去最高益、何年も更新し続けている。この12年の間に溜め込んだ彼らのキャッシュ、現預金、139兆円。そればかりでなく、大金持ち、世界で2番目に多い国が日本。超富裕層、富裕層、合わせて大金持ち、2021年からの2年で彼らが新たに手に入れた資産、105兆円、あるところにはある。さらに持つようになった。それ以外は貧しくなりさらにそれが拡大している、それがこの国の姿ですよ。何が狂ってるんですか? 政治が狂ってるんですよ。こういうような社会構造ができるようなルール、つくっちゃったから。だから政治、変えなきゃダメなんです。まずはやるべきこと、一丁目一番地、この国の経済を立て直すこと。経済を立て直すための一番の軸はあなたですよ。あなたが去年よりも今年、先月よりも今月、先週よりも今週。より、お金を使えるようにすること。だって今でさえ必要なものを買えてない人たち多いでしょ? 諦めた物も多いでしょ。あなたがそれを買うことによって何が起こる? あなたの消費は回り回って誰かの所得になる。この循環を大きくしていかない限りは所得も上がらず、投資も入らない。やるべきことは何か? 個人で頑張れ、民間で頑張れ、そんなことを言い続けて30年、結果どうなった? 世界唯一の不況の国。今やるべきことは国がしっかりと皆さんの生活を底上げしていく。国の経済を成長させ、そして景気を軌道に乗せるための軍資金をみんなに出すっていうことなんですね。分配からの成長だっていう話。じゃあ、やり方は何? 減税。やり方は何? 悪い物価高が収まるまでの給付金。他にも社会保険の減免、さまざまやる方法はある。さっさとやれ、なんですよ。2万円配らせていただきます、何を言ってるんだ。食品だけ1年間減税します、何を言ってるんだ。現実を見ろ。この先の国をどうするつもりだ。そう考えたときにやれることは1つ、消費税廃止しかない。消費税の廃止。「そんなの無理でしょう? 山本さん。ずいぶん熱心に長時間しゃべられてますね。消費税の廃止なんて無理に決まってるじゃないですか。だって、社会保障どうなるんですか?」そう思われた方、説明させていただきます。れいわ新選組山本太郎と申します。

消費税、どうしてやめられないと思いますか? だって社会保障のために必要だから。多くの方々が騙されています。社会保障のために消費税が取られているというならば、この30年間払ってきた消費税で、社会保障は、より豊かになってないとおかしいんです。社会保障、どうなってますか? 悪くしかなってないんですよ。消費税が上がるたびに下がり続けてきたものがあります。それが大企業などが払う法人税ですよ。消費税上がるたび、彼らは減税。どうしてそんなことするんですか? 原因は組織票ですよ。企業献金ですよ。自分に議員バッジをつけてくれる人たちに対してご恩返しをする。そのためには一番喜んでくれるものをプレゼントする。資本家や大企業にとって一番のコストは税金。それを安くしてもらって別から取れっていうことを30年やり続けた。この30年遡って見てみると、消費税収、消費税によって手に入ったお金の約61%が、大企業減税の穴埋めに使われていたと言える。いい加減にしろ、なんですよ。国民に対して「これがなければ社会保障は無理だ」言い続けた。でもそれは事実と異なる。そうであるならば、あなたはこの先まだ、消費税払い続けますか? 「私は払いたい、それでも消費税を」って方はどれくらいいらっしゃいます? いていいんですよ。いろんな意見があっていいから。手が挙がらない。もしくは手を挙げるのが面倒くさいかどっちかですね、これ。そりゃそうですよ。いい加減にしろって。一部の者たちはそうやって肥え太ることが可能になった。でも国内は散々じゃないですか。じゃあ次は、光の当て方変えようよ。まずはこの国に生きる人々に最大限の底上げを。消費税をやめた場合には、年間で、平均的な家庭で年間で使えるお金は30万円増える。30万円増えるんだったら何しますか? あなた。諦めてたものを買えますよね。欲しかったもの手に入れますよね。もう一度沖縄に来たいと思いますよね。だったらそれで行けばいいじゃないですか。旅行者の方だって来れるってことです。それだけじゃない。あなたのお財布に優しいというだけじゃない。年間30万円、月にして2万5千円。消費税がなくなれば、あなたの使えるお金が増えるだけじゃなくて、この消費税に苦しむのは中小零細、地域企業なんですよね。あまりにも重い消費税の負担。赤字でも払わなきゃならない。法人税は赤字ならば払わなくていい。けれども消費税は許されない。必ず払う。だから借り入れをしてでも払っている。ギリギリで乗り越えている中小零細、地域企業いっぱいありますよ。「ごめんなさいね、税金払えなくて」税の滞納、税の滞納の58.3%。数字間違えた。54. 8%です。すいませんね。一日中しゃべってるとこういうことになりますからね。皆さん気をつけてください。税の滞納のうちの54. 8%は消費税の滞納ですって。誰が滞納してます? 中小零細ですよ。多くの中小零細が首が締まっている状態になっている。ちょっと待ってほしい。この国で中小零細ってどんな存在? この国に存在する企業の9割以上が中小零細。この国の労働者7割を雇用しているのが中小零細。この中小零細に対して、首が締まり続けるようなこの税金続けていけば、日本の経済なんて復活無理ですよ。この国の屋台骨ですからね。まずは消費税をやめる。中小零細を息吹き返してもらう。そしてあなたの財布にも優しく、そして将来的には賃金も上がる。

最後です。試算されました。消費税をやめた後、1人当たりの賃金どれくらい上がるかってことを試算しました。私がじゃない。参議院です。参議院の調査室が試算した。結果、消費税をやめた7年後、消費税をやめた7年後には1人当たりの賃金、年間で35万円以上上がるっていう試算結果になった。つまりは毎月の給料、7年後には3万程度上がるっていう話になってる。当たり前ですよ。誰かの消費が誰かの所得になる。この消費を弱らし続けてきたのが消費税。一方でこの消費に対するペナルティ、罰金をやめるっていうことになればみんなの使えるお金が10%増える。それによってみんなは何かしら買い物をする。そうすればあなたの消費は誰かの所得に回っていって7年後には全体的にひと月で3万円近くの賃金が上がっていくような試算が参議院から出された。だったらやるべきでしょう。何やってんですか? これ以上、この国を壊すなよって。国をもう一度立て直すためにはまず、あなたへの底上げ、中小企業への底上げ、これが第一です。その先頭に立たせていただきたいのがれいわ新選組。お前ら、数が小っちゃいのにそんなこと言ったって無理だ、熱量だけでごまかされないぞって思われたあなた。違いますよ。2019年、旗揚げしたのがれいわ新選組。バックに宗教もない、バックに大企業もない。初めてつくった政策、国会の中でチラシにしてみんなに見てもらった。自民党から他の党まで。なんて言われた? 馬鹿だね、お前。30年、国民が当たり前に払ってきた消費税を今さら減税するって誰が喜ぶの? 今さら廃止? そんなこと信じるやついると思うか? お前終わったね。笑われてましたよ。でもそこからの6年、れいわ新選組、一人ひとりが横に拡げて14人の国会議員をつくってくれた。その間、何してきたか? 国会の中で揺らしまくったんですよ。何よりもこの国を再生するためにも、人々の貧困を止めるためにも、底上げしていくためには消費税の廃止が絶対条件だ。それを言い続けて言い続けて、国会の外と力合わせた結果どうなりましたか? この参議院選挙で各党のマニフェストが出てる。公約が出てる。中身見ていくと、自民党以外すべての政党が消費税減税に合わせてきてますよ。風穴は開いた。その穴はでかくなってる。しかも新聞などの調査によると、消費税減税もしくは廃止を求める声、合わせて7割ですよ。動いてるじゃないですか。動かせてるじゃないですか。こっからさらに大きくしていきましょうよ、この穴。消費税廃止、皆さんの力、もうひと押しふた押し、れいわ新選組に寄せてください。空気は読めるけど空気は読まない。茶番だらけの国会の中に緊張感をもたらすれいわ新選組。小さくても諦めない。そして皆さんに嘘つかない。長い物に巻かれない。とにかく約束したこと決めたことは最後までやり抜く。どうかお力をください。比例、比例の投票用紙は全国どこからでも「れいわ」、「れいわ」。ひらがな3文字「れいわ」とお書きください。よろしくお願いいたします。

むっちゃ喋ったわ。もう本当に、どこで息継ぎすればいいのかわかんなくなってきて、途中、ね。心配された方、ご心配をおかけしました。れいわ新選組山本太郎です。ちょっと水を飲みます。さぁ、というわけで現在7時25分ということなんですけれども、選挙のルールで8時にマイクを切らなきゃダメなんですね。8時にマイクを切る前の7分ほどはインフォメーション、非常に重要なことを皆さんにお伝えしたいので、その間、使える時間はおよそ15分あるかな。その間に皆さんに質問していただこうかなと思っております。なかなか選挙のときにね、リスクを負いたくないじゃないすか。失言したくないじゃないすか。物を知らないってバレたくないじゃないですか。だから政治家は選挙本番中にも選挙前にもいつでも皆さんとやりとりしたがりません。でもやります。だって、あなたの声聞いてそれをなんとかするのが政治家の仕事なんでしょう? ね? だからこれからマイク回していきますね。30秒にさしてください。どなたかマイク握っていただける方、30秒、時間を差し上げますので、あなたの思い、何かしら聞きたいことを30秒以内にどうぞ。そして山本がそれに対してお答えをしていきます。いかがでしょう? どなたかいらっしゃいますか? じゃあ帽子被ったあなた行きましょうか。両手で手振ってる、手挙げといて。はい。

質問者:
ありがとうございます。人口減少のことについてなんですけど。うち、息子が重い重度の知的障害持ってます。このまま人口減少になると、日本の何て言うのかな、パイが小さくなってく、経済が小っちゃくなってく。そうなると弱い者から切られていく経済じゃないかなと思ってるんですよ。そうなるとうちの息子、まず真っ先に切られる存在になる。太郎さんがおっしゃってる生きてるだけで価値があるっていう存在。でもそれが価値がなくなってしまうんじゃないかっていう。要するにお前は社会の役に立たないからっていう風に切られていってしまうという心配を持っています。それ考えたときに、私にとってはこの息子はまさに価値のある存在だと思ってるんですね。それが人口減少によって経済が小さくなる、経済が小さくなると、要するにお金が回ってこないっていう心配をしてます。それをれいわさんはどうお考えなのかっていうのを教えてください。 

山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。皆さんからご質問をいただいて、山本がお答えするということをやっております。マイク握っていただいた方、ありがとうございます。お子さんが障害を持たれていると。で、人口減少ということになっていく今の社会の中で経済のパイが小さくなっていったら、生きてる価値がないとされることで、命を奪われることにならないかと心配されていると。まぁこの世の中だったらそれくらいのことをしそうですよ。逆に言ったら、何か役に立ってるわけ? 役に立ってないよね? だったらもう生きてる意味ないんじゃないですか?っていうようなことにされかねないっていうのは非常に私も危惧してます。逆に言えば、その危惧があるからこそ、れいわ新選組を立ち上げたと言っても過言ではない。これは過去には、ドイツではT4作戦と言われるものが行われて、障害を持った者たちは命奪われてきたんですよ。金がかかるって。そんなことがあったのか、悲惨だなって思うかもしれないけど。日本国内においても1990年代までは障害者に子どもをつくらせない。どうしてか? 遺伝子が劣勢だから。そういうことで、そういう権利を奪ってきたんですよ。生殖能力、生殖能力を奪ってきたんですよ。だから、ある意味で狂ってるレベルで言ったら、そんなに遠いとこにいないんです。ドイツ、当時のナチス・ドイツも、今の日本も。一方でまず最初、2つ答えなきゃいけないことがあると思います。まずひとつは「人口減少によって経済が発展できないんだ」、よく聞きません? 日本がこれだけ経済が悪くなったのは、人口減少、少子化ということが問題なんだってことがよく言われますけど嘘です。騙されないでください。日本は少子化です。何と呼ばれる少子化ですか? 超少子化と呼ばれるものなんですよ。超少子化って何ですかっつったら出生率。出生率が1.5未満という状態なんですね。で、これはOECDって呼ばれるような先進国グループ。他にも日本と同じように長期にわたって20年くらい超少子化っていう状態で苦しんでいる国ってどれくらいありますかっつったら、日本以外に7カ国あるんですよ。スペイン、イタリアとか、ポルトガルとか、ポーランドとか、他にもオーストリアとか、韓国とか、さまざまあるわけです。7カ国。じゃあこれらの国も日本と同じように人口減少しているから経済が成長していないかっつったら、全然違います。例えば2024年で見てみると、日本の実質GDPの成長率を日本よりも上いっている国は先ほど言った7つの国のうちのオーストリアを除く、全部なんですよ。少子化でも国は成長してるんです。どうしてですかっつったら、国がちゃんとお金出してるんですよ。経済が成長するようにお金を出してるんです。じゃあどんなことやってますか?ってことですけど、まず減税やります。それだけじゃない、社会保障を充実させます。他にも公務員とかの給料上げてるんです。国が直接的、間接的に上げられる給料を上げていく。それで何が生み出されるかっつったら、一人ひとりの購買力が安定して、誰かの消費が誰かの所得に回っていくっていう循環をちゃんと維持して、経済を発展させていってんです。だから心配しなくていい。経済は発展させられるし、人口減少によって国が衰退するっていうのは、そこに対して金を使いたくない者たちの言い訳でしかないってことは世界が証明している。そういうことです。

もう1つ話さなきゃいけないことがある。それは何か? 例えばですけれども、今、国会の中でも議論しようとしていることがあります。それ何かっつったら、尊厳死とか。わかります? 自分で死ぬ時期決められますよってことを法制化しようとしている。今みたいな地獄が極まっているような社会だったら、もう人生嫌やわ、死にたいわって思う人いっぱいいますよ。さっき言ったでしょ? 自分で命を絶つ人が毎年2万人以上いるんですよ。子どもの自死だって、子どもが自分で命を絶つっていうことだって過去最高なんだから。そんな状況の国の中で、「死ぬ時期を自分で決められます」みたいなものが実際に法制化されてしまえばどうなるかってことなんです。これは日本以外の欧米の諸国でも、この「尊厳死」だったりっていうものが前に進んでるんですね。入り口は、これは非常にこれは人道的に必要だと。耐え難い痛みを抱えながら生きていく終末期みたいなところには、そういうもの認めようじゃないかってことなんですけど。入り口はそれであったとしても、そのあと、その道開かれていってるんです。終末期に限らず、精神障害を持った人だったりとか、いろんなとこに拡げられていってるんです。その数も増えていってるんです。つまりは何かっていうと、「役に立たない? だったらとっとと死ねば良いじゃない」っていうような、ある意味での同調圧力的なことだったりっていうものは強まっていくって考えなきゃダメなんですよ。そう考えると、やはりかなり慎重にこの尊厳死ってものは、まず「生きてるだけで最高やんけ」みたいな社会をつくってからだったら話は分かる。しかもその痛みに耐えられなくてっていうことだったらまだわかるけど、そこを入り口に拡げていくっていうのは世界が証明しているから。で、最近、その先にプラスされるものがあるんですよ。尊厳死、安楽死の先に何があるかっつったら、臓器売買なんですよ。フレッシュな臓器を手に入れて、富裕層とかがそれを手に入れたいとか。もちろん富裕層だけじゃないですけれども。つまり何かっつったら、どこまでいってもビジネスなんですね。だからこそ、こういうことにやっぱり慎重にならなきゃいけないし、これ、ブレーキをかけていかなきゃいけない。そう思ってます。話戻ると、少子化だから経済のパイは小さくなっていくしかない、少子化だから国の成長は無理だっていうのはデタラメです。他の国が証明している。だからこそ今、私たちはこの国を豊かにするために、まず最初に一人ひとりの、一人ひとりの生活が安定する、底上げするような経済政策を打っていくべきだと。そして、何があったとしても心配するなっていう国をつくるという大きなビジョンをもとに、みんなで力合わせていくしかないときなんだって風に思ってます。すいません、十分ではないですけど。ありがとうございます。

れいわ新選組代表山本太郎と申します。「そんなの無理だって」って言われる方、無理かどうかはやってみなきゃわかんないでしょ? そんなことやってみた人たちっていないんだから、みんなでやろうよ。そういうことです。地獄みたいな社会をつくったのが政治ならば、その逆をつくれるのも政治。だったらやろうよ。そう思いません? やりましょう、一緒に。ありがとうございます。れいわ新選組と申します。さあ、他いかがでしょうか。1回手を下ろしてください。山本のおしゃべりが過ぎましてね、30秒、皆さんに回しているという時間がなかなか取れません。なので10秒、10秒でお話できる人に限定したいと思います。10秒なんて無理だよって方、手本見せます。「憲法改正、どう考えてますか?」6秒。「消費税やめるって言ってますね、財源どうするんですか?」7〜8秒。こんな感じです。10秒でマイクを握ってくださる方、どなたでもいいです。いかがでしょうか? じゃあ、そちらのリュック背負ったあなた行きましょうか。後ろです。はい。あなた手挙げといて。

質問者:
はい。うるま市から来た者ですけれども。生きる価値っていうのをテーマに経済って今、言われてますけれども。今、沖縄にとってその価値っていうのが、すごい自然の環境が壊れていたりとか、街の中には除草剤撒かれたりとか、いろんな意味で自尊心を壊されて、経済に結びつかなくなってるような感じがあるんですけど。そこら辺をちょっと、どう解釈しているか聞きたいです。はい。

山本太郎:
自然環境と経済っていうものは、これは両立し得るものか?というような感じでいいですかね? お話としては。ありがとうございます。れいわ新選組山本太郎と申します。両立し得ますよ。沖縄ってコロナの前にはハワイを超える観光客が来てたわけでしょ? つまり、どうして沖縄に人が来るんですか? 素晴らしい自然があるからですよ。そうでしょう? え? マイク渡してあげて。

質問者:
今、沖縄に海がどれだけあるかって考えたときに、約6割以上が全部護岸工事されてて。

山本太郎:
OK。それはいいです。

質問者:
はい。

山本太郎:
基本的な話をしてるだけですから。じゃあどうしてそれだけの人たちが来るの?ってこと。ハワイを超える観光客数がこれだけ集中する。コロナの前にね。もちろん日本が経済的に弱くなったから「日本に来ればたっぷりお金が使えるね」、そういうこともありますけれど、沖縄という場所が人々を惹きつけてやまないものは何だっつったら、やっぱりこの美しい自然というものが基本にあるってこと。けれどもそれは壊されてるよねって話をしたいってこと。今、あなたがおっしゃった。私、そのこと知らなかった。6割の護岸? 海岸線がいろいろ工事されていて元々の景色、美しいものが潰されていっている。それ非常に残念なことですよ。だってその景色さえもこれは観光資源だから。そうでしょう? で、この沖縄の中で一番良いビーチだったり一番素晴らしいところを誰が占拠してますかっつったら米軍なんですよ。そうでしょう? 例えば北部考えてみてよって話になったとしたら、どうしてあんなところに基地つくんだよって。米軍でさえも、あんな基地つくったとしてもこれ、安全保障に役に立たんぞっつってるんですよ。米軍側でさえも。どうしてそんなもんつくんの? 宝じゃない。その環境を維持させ続けるだけで何代食べていけますか? それで。さまざまな珍しい生き物もいるわけだし。ある意味でのそういったエコツーリズムみたいなものの価値観みたいなものを日本人、特に言うならば日本の政治家、そういうものがあまり持っていない。どちらかというと地方に対してどうお金を渡しますか? 国からお金を渡しますか?って考えたときに、だったら公共工事のほうが一番大きくお金が広がるんすよね。お金がね。だからそういうことでどんどん工事をしていくっていうほうに偏ってしまうっていうようなこともあると思います。だから例えばだけど国が紐づいてお金を渡すっていうの、やめたほうがいいです。こういう枠組みでお前ら使えよっていう予算のあり方っていう、渡し方っていうのは不健全過ぎる。沖縄の特色は何ですか? 沖縄の財産は何ですか?って考えたときに、これはもうこの先ずっと何代にもわたってこの素晴らしい自然をみんなに楽しんでもらえる最高のエコツーリズムのポイントじゃないかよっていうことをやっぱり価値観として持たなきゃいけないわけですよね。そういうような私は考え方です。だからやっぱり北部のジャングルであったりとか、そこもやっぱり壊されていくわけですよね。本当だったらこんなもの、どこの世界に世界自然遺産と名のつくもののところに、そんなヘリコプターのね、あんな訓練するようなところとかが一緒になってるようなとこありますか?ってことですよ。隣接してるところが。いい加減にしろ、なんすよ。結局、米軍がいくら来たとしてもそこに何をつくろうとしても沖縄の経済、人々の暮らしっていうのは悪くしかなってないじゃないですか。それをのけたときに商業施設だったりとか民間の土地に返してったときのほうが、これ、リターンが大きいってことはもうはっきりしてますよね。だとするならば、あなたが心配されているようなさまざまな自然破壊というものは、もうやめにしていかなきゃいけない。本来のこの沖縄の魅力というものを世界中の人たちに知ってもらって愛してもらうっていうものが、これが一番の沖縄の経済効果を生むものであるってことは間違いがないことだと思います。すいません。ありがとうございます。れいわ新選組山本太郎と申します。さぁ、10秒での質問でございます。いかがでしょうか。どなたかいらっしゃいますか? どうでしょう。どうでしょう。じゃ、そちらの赤帽の方、行きましょうか? そのまま手を挙げといて。手を挙げといて。

質問者:
太郎さんの口から聞きたいんですけど過去の政権で褒められるところはあったりしますか? 例えばですけど北朝鮮から捕まった人が帰ってきたりとか、過去あったと思うんですけど、そういうところは褒められたりしますか? 

山本太郎:
ありがとうございます。過去のさまざまな日本政府が行なってきたことで褒められることはあるか?という話ですね。で、例えばですけれども、今、言われたのは拉致被害者の奪還という部分でやりとりがあって、実際にさらわれた人たちが戻ってきたと、数名ですね。でもその後どうなってますか?ってことです。その後どうなってますか? 日朝関係どうなってますか? 外交というものさえも直接的には行えませんね。例えばですけど、北朝鮮というところからの飛翔体。例えばロケットだったり、衛星だったり、ミサイル的なものが飛んできたときに、日本政府は直接、北朝鮮に対して何かしらクレームを入れてるかっつったら直接クレーム入れられないんですよね。どうやってやってるんですかっつったら、中国に言ってもらってんです。これ、外交? もちろん外交の一種かもしれないけれど、拉致被害者奪還って、これが私たちの使命だって、政治的使命ですって言っておきながら、それくらいの大ごとのことでも経由でやりとりしてるくらいですから直接やりとりできる窓口っていうのはつくっていくべきだし、そうでないとそんなもの返ってこないし、飛んでくるものも止められませんよね。そういった意味で、その1つの出来事としては評価できるとしてもその後というものが評価できなかったりする部分はあると思います。

例えばですけど、安倍さんがやられたこと。私、安倍さんとは180度違う立場です。申し訳ないけれども。国会の質疑とかでもガンガン詰めていく感じでやらせてもらってたんですけれど。でも、日本の30年の景気停滞の中にアベノミクスってものを持ち込んだ。アベノミクスっていうのは名前が悪いだけで、やってることは世界的に行われていることなんです。景気が悪いときにどうしますか? お金を増やします。アベノミクス第一の矢。増やしたお金どうしますか?ってことなんですけれども、足りていないところに投下していきましょうね。アベノミクス第二の矢。第三の矢はどうでもいいんです。景気が悪いときには、自分の国の通貨は増やす。景気が悪いときには、しんどいところにお金を投下していって底上げをしていくっていう基本的な話なんですけれど。残念ながら安倍さんは、第二の矢が弱過ぎたんですよね。逆に言ったら、一部の人たちしかおいしい思いできないまま、それでも日本経済はちょっと上向いたんです、その頃。で、なぜダメになったかっつったら、消費税上げちゃったんですよ。絶対上げちゃダメなんですよ、景気まだ悪いんだから。消費税は完全に腰を折っちゃうんですね。だって消費を減らすんだから。とんでもないバブルになりそうですっていうときだったら消費税上げてもいいかもしれない。それによって消費が落ちるから。けれども景気が悪いときに消費を落とすような増税をしちゃったら、これさらに逆戻りになっちゃうんすよね。どうしてあのときに消費税増税をしたのかってことなんですけれど、これは、安倍様のお連れ合いが、友達の学校経営者がいらっしゃって、国の財産である国有財産をタダ同然で差し上げたって問題ありましたね。森友学園問題みたいな。それで財務省に借りができちゃったんですよね。要はいろんな文書をいじったりとか捨てたりとかした結果、借りができちゃったから、財務省が求める増税に応じるしかなかったんですよ。もしくは自分が政治家として終わるかどっちかしかなかったんですね。だから消費増税を選んだってことですよ。結果どうなりましたかってことです。リーマンショックによって経済の落ち込み、個人消費の落ち込みはマイナス4.1兆円。一方で消費税の増税。8%増税によって失われた個人消費はどれくらい? 10.6兆円。マイナス10.6兆円。そこから増税前に戻るまで、どれくらい時間がかかった? 5年かかっても経済戻らなかった。なのに消費税10%、もう一発上げちゃった。結果どうなった? マイナス18. 4兆円の個人消費の落ち込み。そこから4年経っても景気は戻らず、コロナがやって来て大惨事なんですよ。何を褒めていいか難しいですね。はっきり言っちゃえば。伊勢崎さんだったら知ってるかな? 昔の日本政府が外交的に非常に素晴らしい立ち回りをしたっていうのを。1分半ほどで喋ってもらえますか? すいません、時間制限設けて。

伊勢崎賢治:
まず、僕をアフガニスタンに特別代表として送ったのが小泉純一郎でした。ですね。

山本太郎:
そうでしたか。

伊勢崎賢治:
はい。それで一応、僕のプロジェクト、武装解除っていうのは一応、ブッシュ政権に対して貢献したと。だけれどもアフガニスタンは平和になったか? 武装解除できても。なりませんでした。20年かけて、あのアメリカとNATOという地上最強の軍団が軽武装のタリバンに負けちゃったんです。3年前に。ですね。で、今、タリバン政権下です。それを幸せか? 不幸か? アフガン人にとってね。これわかりません。これ本当に。でも戦争がなくなってる。

山本太郎:
なるほど。戦争がなくなったけれども、その先どうなったかはもうアフガン人しかわからないってことになってきますね。

伊勢崎賢治:
そうですね。あともうひとつね、今、ハマスとか、ね、イランとか問題になってますけれども。

山本太郎:
はいはい。

伊勢崎賢治:
ヒズボラとかですね。

山本太郎:
うん。

伊勢崎賢治:
ね。実はいわゆるイスラム過激派。僕、この言葉、大嫌いなんですけれども。

山本太郎:
はい。

伊勢崎賢治:
大嫌いなんですけど、まぁ、便宜上使いますね。

山本太郎:
はい。

伊勢崎賢治:
ね。で、そういう人たちと西側は、特にアメリカは戦争するでしょう? 今、イスラエルがやってますよね。勝てないんです。勝てないんです。何年かかかりますけど勝てないんです。アフガンのように。負けちゃいましたから、アメリカとNATOが。ですね。だから対話しよう。停戦しよう。ね。早期に。なるべく早期に。ですよね。こういうことに日本の外交はアメリカは出てる、戦争の当事者ですから。ね。言えませんよね。だからこそ日本が割って入って、ね、その過激派。テロリストですよね。その人たちと対話の場を設ける、東京で。例えばアラファトさん。PLO。パレスタインですね。テロリスト扱いされてたときに東京に呼んだわけですよ。西側諸国として初めて。ですよね。これが後のオスロ合意に繋がった。そのオスロ合意も今、大変に悲惨な状況。今、ガザで行われてることは、もう本当に、もう筆舌に尽くしがたいですね。でも何で同じことをできないのか。ハマスを東京に連れてくるとか。そういうね、中庸外交っていうんですかね。9条の日本だからこそできる中庸外交を外交の軸としてやったときがあったんです。実は。そのとき僕も関わってましたけど、外務省の一員としてですね。でも今、特に安倍政権から完全にこれがダメになりました。

山本太郎:
もう完全にシフト変えたってことですね。はい。逆に戦争参加型になっちゃった。今までは間を取り持つってことをやってたけれどもってことですね。よりきな臭くなっていくってことは間違いがないだろうと。過去にはそういうようなこともやってきたってことだと思います。十分ではないですけれども、そのようなことでした。あと1人行きましょうか。10秒でお答えいただきますってことでございます。じゃあそちら、女性の方、行きましょうか、手を挙げてる。そのまま挙げといてください。

質問者:
ありがとうございます。今、外国人による水源地や土地の買占め、そして勝手な開発などが進められてると思います。その問題と移民政策についてお聞かせください。お願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。まずどっちから答えようかな。じゃ、土地規制の話からしましょうか。土地規制の話からするならば、ごめんなさいね、これ2つ言わなきゃいけないことがあります。1つは何かっていうと、重要な土地に対して手が出せないっていうことは、これは法律は厳しくしてもいいと思ってます。で、もう1つ。土地が買われたりとかその国の資産が買われてしまうっていうものに関しては、そら買われるやろって話なんですよ。30年、経済が悪い国なんですよ、先進国でただ1つ。日本を安くしたのは誰だよってことです。世界経済の17. 2%、日本の経済が占めてた。1995年。そこから今、何%? 4%ですよ。世界で戦える国にはなってなくて、経済的にはもう今や、この極東の転落国家となりつつある。この国に対して、当然、日本国内で売ってるものなんて全部安いですよ。経済が弱い国は経済強い国に食われる。それ以上でも以下でもない。昔の日本考えてみて。いろんなもん買ってきましたよ。ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれてる国の、非常に経済豊かな時の日本は、いろんなものを買ってきた。絵画だったりとか、さまざまな会社だったりとか、アメリカの魂といわれるビルだったりとか。世界中から批判されましたよ。金に物言わせんのか、ジャパン・マネーかって言われましたよ。それもやり過ぎだっていうこともあったけれども、普通に考えて、経済が弱った国は強い国に食われるんです。軍事力じゃないんですよ。一番重要なのは経済力なんですよ。日本ほどの大きな経済を誇れる、これだけの小さな国でそれだけの大きな技術力だったり製造力っていうものがあったっていうものを元にした大きな経済力っていうのは、軍事力なんか比べ物にならないくらいの大きな力を持つんですよ。逆に言ったら、それが一番の交渉力になるんですよ。軍事をでかくしたって、国内生きてる人たちの人間、もう生気が失われてるような、生きてるか死んでるかわからないような国民多数で未来にも希望が持てませんっていうような国内になってて、武器だけバッチリですなんて。終わってますよ、そんな国。自分たちの食べ物もつくれない国。コメ、主食さえも手に入れられない。そう考えると、外国人が土地を買い買い漁ってる、物を買い漁ってる、何々人がどうしたなんて話にごまかされじゃダメなんですよ。当然、資本がある者たちは買いに来る。当たり前のこと。それに対して、何をこんなに弱らせてるんだ、この国をっていう怒りを政治や資本に向けなきゃダメなんですよ。私はそう思います。

で、もう1個、何でしたっけ? あ、移民政策ですね。ごめんなさい。移民政策に関して、れいわ新選組は一言で言えば反対です。一方で、既に入ってきている方々。で、この日本国内にお住まいになられてる方々の基本的人権は守られるべき。当然のことです。どうして私たちれいわ新選組が移民政策に反対するのかってことなんですけれども、普通に考えてみてよ。よその国の人間を奪って、この国に住んでくれっていうものを政策にするなんて狂ってるじゃないですか。これまで日本は安い労働力を求めるために海外からいっぱい人、連れてきたんですよね。どうしてかって? 日本人の賃金高いからさ、非正規って形で1回安くしたんだけど頭打ちになってね。ここをブレークスルーする、もっと安くするために何が必要かっつったら、低賃金労働外国人が大量に必要になった。誰が求めた? 経団連ですよ。アメリカの国務省からさえも毎年のように「奴隷労働はやめさせろ」ってことをずっと言われ続けてきた。で、いろんな形で安い労働力を手に入れるために、そのようなことを形を変えてやってきた。でも世界から見れば1年以上、同じ場所にいたらそれ移民ですからねっていう解釈なのに、「いいえ、移民政策ではございません。帰ってもらえますから」っていうような意味不明なことをずっとやり続けた。資本(家)が望むからそれをやった。彼らが望むことをやれば票ももらえる、金ももらえる。目の前の金のために世界中の人間を傷つけてきたわけですよ、そうやって。安全保障上、一番最悪じゃないですか、それ。「日本行った」「どうだった?」「最悪でしたよ」と。それを考えるのであるならば、そのような安使い、奴隷労働者っていうものは入れちゃダメなんですよ。何よりも移民を受け入れるかどうかっていうことに関して、国民的議論にもなってませんよ。30年、経済が底抜けて自分が生きるだけでも精一杯で、明日もどうなるかわからないっていう国民が多数になった中で、「外国人が」っていう話題に火をつけられたわけでしょ。そっちにみんな目を奪われてる。でも一番は何だよ、本質は。この国を30年、壊し続けてきた者たちに矢を向ける、ひっくり返すための選挙なんじゃないの? この外国人問題に関してはかなり利用され、根深い部分があると思います。でも海外から来た人たちに何かを言ってもしょうがないですよ。だってそれを入れるシステムをつくったの、誰よ? それを求めた人、誰よ? どうしてそっちに向かないの、目が。「外国人が外国人が」っつってる政党、政治家、自民党に対して文句言ったか? 「外国人が外国人が」って言う政治家、経団連に対して物を言ってるか? ほとんどが言ってない。そして何よりも外国人特権を一番持っている米軍に対して、物を言ったか? 言ってない。そして日本の労働環境がこれだけ壊されてることに対して、何かしら物を言ってるか? 変えようとしてるか? フェイク保守なんて滅んでしまえばいい、そう思ってます。ありがとうございます。

さぁ、というわけで過激な言葉もさまざまに飛び出ましたけれども、今日も爽やか。れいわ新選組山本太郎でございます。すいませんね。もう思いが溢れてしまって言葉も足らず。そしてね、何かしら皆さんにお聞き苦しいことがあったかもしれません。残り5分なのでまとめます。この国なんて変えられない、そう諦めてる人、多いと思う。自分に何ができますか? 自分の1票ですか? そんなものは何の足しにもなりませんね、そういう風に諦めちゃってる。あなたの諦めで誰が一番得すんの? この国を食い物にしてきた者たちが、さらに勢力拡大できますよ。力を持ちますよ。あなたの諦めでこの国、どうなんの? より悪くしかならないんだよ。だってこの30年、悪くしかなってないんだから。諦めないでほしい。あなたの希望になりたい、それがれいわ新選組。私たちにとっての希望は皆さんなんですよ。あなたなんですよ。あなたがいなきゃ変えられないから。この国の最高権力者は皆さんです。あなたです。総理大臣、雇われ店長に過ぎない。今の店長もそのうちクビ。この国にあなたがいれば、この国は変えられる可能性があるってこと。どうか力を集めてほしい、れいわ新選組に。私たちはブレない。私たちは長い物に巻かれない。空気は読めるが、空気は読まない。だから国会の中で一番嫌われるんですよ、与党からも野党からも。「仲間がいないのに変えるなんて無理なんじゃない?」、そう思われてますか? とんでもない。国会なんてある意味で風見鶏だらけですよ。数が増えればすり寄ってくる。それだけの話。だから私たちに力をください。私たちに力を与えられるのはあなたしかいないんです。どうか増やしてください。れいわ新選組の力を。比例は「れいわ」、ひらがな3文字、比例は「れいわ」で、あなたのお力を貸してください。

そして、あなたから横に拡げてください。あなたの1票を3票、4票に拡げる。その提案をさせていただきます。今、私が手元に持っているこちらの封筒、ぜひお持ち帰りください。最初に謝ります。この封筒は中にお金が入っていません。ごめんなさい。自民党じゃないんで、そういうことやりません。こちら何かと申しますと、全国にあなたのお友達いらっしゃらないですか? いたら紹介してください。つまりあなたの1票が2票になり3票になり、4票になる。そのための選挙で使うことが許された、公職選挙法上許された選挙ツールとなります。中を開けるとはがきが入っている。裏っ返すと宛名宛先が空欄。この空欄のところにあなたの全国のお友達、紹介してください。1人しか友達がいない人は1人でもいい。20人いるっていう人だったら、封筒何部か持って帰ってください。私たちのような小さなグループが、これまでに14議席にまで拡大できたのは、この封筒の力大きいんです。あなたの力を横に拡げて、こんな嫌な世の中さっさと終わらせよう。ひっくり返そう。力を貸してください。お持ち帰りください。よろしくお願いいたします。

そしてこちら、ポスターがあるんです。あなたのおうちの壁に貼ってくれないですか? テレビ・新聞から極端に嫌われてます、れいわ新選組。あなたのおうちの壁にこれを貼ってくださると、「ああ、こんな選択肢があったんだ」、そういうことを思い出してもらうことになります。貼れるか貼れないかは、その壁の持ち主の許可次第。許可があればどんな壁でも貼っていただいて結構です。居酒屋のトイレでも構いません。よろしくお願いをいたします。ありがとうございます。そしてボランティア募集。ボランティア。100%ボランティア銭湯。銭湯ってなんやねん? ゆっくり浸かって、ああ、ひとっ風呂浴びてみたいな。そんなことやってる暇ないわ。すいませんね。ボランティア選挙100%でやってきてるのが、れいわ新選組でございます。もし、あなたの大切なお時間の30分、1時間でもお時間をいただけるならば、ボランティアとしてお力を貸してください。そちらのテントのほうでボランティア登録していただけます。みんなでやっていこうよってことです。そしてですね、東京のほう。中継をご覧の皆さんは、東京にボランティアセンターを構えております。新宿西口から徒歩1分。そこに、あなたがお手伝いしていただけることをたくさん用意してますので、ぜひ足をお運びください。よろしくお願いします。そして最後に、選挙ってむちゃくちゃお金かかります。裏金山ほどつくってる、その理由はこの選挙なんですね。私たち裏金など持てません。今の時点でですね、もう残りの資金が数千万円というところまで迫ってきてしまいました。もし皆さんの中でご無理のない形で、れいわにお力を貸してくださる方、ぜひご寄附をお願いします。ワンコインから受け付けます。ぜひお願いをいたします。ありがとうございます。そしてですね、この方に登場いただきましょうか。伊勢崎賢治さん。このあと山本太郎と伊勢崎賢治さんの間に挟まって写真撮影したい人、ぜひ撮って帰ってください。スリーショット。ネット上にあげてもいいよ。れいわにマイナスの意見でも自由に発信して。社会の中で何でも政治の話、みんなでしていく空気つくっていきましょう。じゃあ10秒。一言どうぞ。

伊勢崎賢治:
はい。僕自身は政治家になることが目的じゃありません。太郎さんに与えられた任期でやるべきことをやる。ミッションにかけております。政治家になることは目的にしておりません。第1日目からミッションに取りかかります。よろしくお願いします。

山本太郎:
即戦力。世界の紛争を解決してきた、武器を置かせてきた。そのような実務家を国会に送ってほしい。そのためには比例は「れいわ」、比例は「れいわ」。あなたの周りの政治に興味のない人に声を掛けて。比例は「れいわ」。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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